アタシ♂お魚に転生しちゃって未熟な勇者を育てる事になっちゃった〜
ルイカ
第1話 お魚に転生ってマジ?
ここはどこ?ていうか、なにがどうなっているのよ?なんなのよ〜っ一体?
いや、待てよ。アタシ、今も生きてるのか? っていうか、アタシ、死んだのよね?
あれっ?そういえばどうやって死んだんだっけ?
そう、確かホテルの7階から落とされたのよ
あの感覚、痛みは忘れもしないわ。
あの手足が痺れて動かなくなる感覚……
ってアレ手足の感じがなんかおかしいぞ?
手が異常に短く、足がない??
アタシの心に、かつて感じた事もない
ものすごい不安が押し寄せてきた。
一体今自分はどんな姿なのか?
その時、光りながら何かが近づいて来た。
最初は車が来たのかと思ったが動きが違う
揺ら揺らと大きく蛇行しながら近づいて来て、まるで高速回転するUFOのような光を発しながら移動しているクラゲのような透明の生き物が通り過ぎて行った。
その後もチカチカと稲妻のようなスパークを放つ魚や妖しく輝く妙な色合いの生物に次々と遭遇した。
ここはもしかして深海なんじゃないかしら?
何か確認できるものがないかと思ったその時、急に目の前にステータス表示というものが出て来たわ
なるほどコレは便利ね〜!!
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名称 なし
種族 深海魚
Lv1
HP50 MP0 SP58
攻撃38 防御39 速さ35
装備
無し
スキル
自動回復Lv2、念話Lv2、鑑定Lv2、
能力吸収Lv2、念力Lv2
進化:条件を満たしていません
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なんか凄そうだ。この
【
【
【
まさかの魚〜っ??
魚類だよ?哺乳類ですらないんだよ?
うわぁ〜っ!?
5分だったのか、30分だったのか。どれくらい落ち込んでいたか、自分でも分からない程に、暫く呆然としていると、だんだんバカバカしくなってきた。
それに、転生しなければ、あの場で殺されて終わりだったことも確かだ。よくよく考えてみれば、運が良かったのかもしれない。死んでいたはずなのに、でもその後に魚に転生なんて、レアケースじゃないか
余生だと思って楽しまなきゃ、損じゃないか?
そう思ったら、何か色々吹っ切れた気がする。決して現実逃避ではないのよ?
降ってわいた第二の人生。いや、魚生。どうせなら楽しまないと…
それにしてもこの
言語を越えてだって〜コイツはスゴイわ!?
昔、英語を身に付けるために高い月謝払って駅前留学とかして一生懸命に勉強したけど
これがあれば語学の勉強なんて全くいらないじゃないのよ!
何よ!何よ!何よ!何よ!
アタシの勉強に使った人生とお金返せ〜!!
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