学校の裏にあるのは異世界ですか

第一章 初めまして、異世界

第1話 設定とセグメント

　学校の裏で、誰も掃除していない落ち葉だらけで、植物が盛んで、つるが校舎に絡まって、ときどき鳥が鳴いているのを見たことがある。

　あの日、あの時、ちょうど夕陽の頃、黄金色が木の葉を通して地面に撒く。

……

「ノコノコ、フワちゃんは、また信じてくれなくなったねぇ」アキは子供の頃からの友達。子供のようなところが好き。

　アキには奇妙な「設定」が多い。だから信じられないのも無理はない。

　なんだって勇者、異世界、精霊と……

「だから信じているでしょう、ノコ？」

「うん……駄々をこねないで、アキ」

「て、学校の裏にあるのは、異世界に関係しているの？」

　私にはアキの考えがちょっとわからない。この子はいつも自分の世界に浸っているような気がする。

　もちろん、同じ人にも花（フラワー）がある。

　私の学校の裏にあるその場所は、生徒の中に伝わる謎の場所だ。

　天台よりもなお神秘的である。

「面白い……何の話ですか」青が突然言った。

「あ、アキ、こちらは東野さんです」

「知っている、知っているの。て、自己紹介があるじゃないか」可愛い目で青を見る。「だから信じるか、信じるか、東野さん？」

「うっ……」アキのそんな仕草に青は驚いたらしく、言葉が出なかった。

「こちらは林さん。へ、この子は……えっと、自分の内面を持っていますよ」私は青にアキを紹介した。

「うう……」青の反応に、アキはがっかりした顔をしていた。

　でも、彼女は何か考えているような気がした。

……

「ノコ、アキは休んだ。昨日の午後、学校が終わる前に、今日は休むと言っていた」花はいつも淡々とした口調で話すのが好き。

「そうですか……あの場所に行ったのかも？」私の目にはそれが起こっているように見えました

　正直なところ、好奇心は確かだ。その場所には、先生が近づかないようにと言っていた。細かいところまでは、誰もが正確には言えない。噂だけが生徒の間で流行っている。

「可能性は約90%以上」花は自分の推測をした。

　ニュースのタイトルみたいに聞いてたけど……でもどうやって数字が出てくるの。

　昼食の時間、そんなことを考えていると、手元の箸が止まって、注意力が麺にない。

　じっとしている私を見て、「何か困ったことがありますか」と青はきいてくる。

　私はさっきの回想からしか反応しなかった。

「うーん……うん……いや、アキは今日休みました」青に教えてもいいと思う。

「休み？もしかして、病気なの？」青が首をかしげる。

「うん……いや……、原因は分からない。病気ではないと思います」私は箸先を噛みする。本当に不注意な。

「そう、長いこと考えてたけど……麺は冷めるよ」

「あっ……」青に注意されて、ちょっと恥ずかしいー。

　さっと麺を食べ終わって、アキはそこに行った可能性が高いと思いました。

　なにしろ、アキは昨日はぴょんぴょんしていたから、病気になるわけではない。

　ただ、私には納得できないのですが、アキがなぜそんなことをするのかというと、やっぱり精霊のせい？

……

　アキが帰ってきて、今朝学校に行った時に彼女に会いました。

「アキちゃん、おはよう」私は手招きする。

　アキは元気そうだ。飛びかかってくる。

「おはよう、ノコー」

「どうして休んだの？」私は彼女の鼻を指差した。

「てへへ、正直に言ってやるから、あたしは精霊だよ」問題を履き違えて答える。

「それはどういう設定？」多分、私はアキの言葉を暗記できるようになった気がした。

　……転生した勇者が、試練を経て精霊に挑んでいくというストーリーらしい。

しかし、私は不思議なことに、なぜ勇者が精霊に挑戦するのか？

　本来ならば、勇者は邪悪な魔王に挑むべきではないのだろうか？もしかして、邪悪な精霊のせい？

　詳細は私にはまったくわからない。

「設定じゃないよー、ノコ！本当です」アキは口を膨らませた。

「本……当？」

「そうだよ！て、今日の放課後、学校の後ろで会いに来てね」踵を返して帰ろうとしたが、振り向いて笑った。

「どうして？」

「てへへ、秘密」彼女はまばたきした。

　そう言って、アキはどんどん逃げていった。私は彼女の後ろ姿を見るしかなかった。

　跳んだりはねたりして、何を喜んでいるのか。

　お昼、私はアキの状況、花と青を話しました。

　私たちはアキに連絡していない。彼女はめったに携帯を使わない。

　キャンセルできるかどうか試してみましたが、通じません。私は彼女の約束をすっぽかしたくないと思います。

　青はアキをちょっと理解できないで、「何を考えているのか、わからないけど……」彼女はしばらく間をおいて言う。

「でも、ちょっと見に行っただけでしょ？いいでしょう」

　私にもアキのことは理解できなかったし、そこで会って初めてわかるのかもしれない。

「あの……青、よくわからないかもしれない。そこには噂があった……先生は私たちにそこに行くなと言った」

　青は私の話を聞いてから、少し眉をひそめた。

「わたしはもっと平板な生活が好きだけど、生活はいつも変わっていくし……うん、でも、何か問題があったら、安全です？」

「うん……問題ない、多分」

　私は完全には断定できないので,よい方向に推測するほか仕方がない。

「わたしはお役に立てるでしょ、見に行くだけなら……」

「早く行って早く帰る」花は一緒に行けると言っている。

「だから、いい？」

「うん……大丈夫かも……」

……

　実は、私達はすべて好奇心を持って、ただ、時には未知のため、その一歩を踏み出せないのです。

　しかし、十分な準備も必要です。