第17話 111,402人って、どんなジャンルに興味があるの?(エッセイ・ノンフィクション編)

(注意)本作で出てくるデータは、全て2020年2月21日までに取得されたものです。


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 今回紹介するのはエッセイ・ノンフィクションです。


 最近、そのジャンルを紹介するときはそのジャンルのテイストで書くように心がけています。従って、今回は研究所主任研究員マッドサイエンティスト草薙くさなぎタケル君と研究助手アシスタントで幼馴染みであるとう景子けいこちゃんにはお休みして頂きましょう。


 え? 草薙タケルはお前のことじゃないのかって?


 いえいえ、違いますよ。彼はフィクションの存在です。私の名前は草薙 健(タケル)です。以後、お見知りおきを。


 さて、ご存じかとは思いますが、本小説のジャンルはエッセイ・ノンフィクションに設定されています。

 当然ですね。統計データはノンフィクションです。

 そして私自身、今回の統計データではエッセイ・ノンフィクションの『書き手』として分類されています。ある意味、私のような人間がどのような興味を持っているのか、あるいは持たれているのか、その平均的な結果を見られるということになります。興味が尽きません。


 さて、早速エッセイ・ノンフィクションの『書き手』がどれくらい他のジャンルに興味を持っているかについて見ていきましょう。


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 統計情報:エッセイ・ノンフィクションの『書き手』2,561人が興味のあるジャンル

  ○―――――>○

 エ・ノ  ランキング

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 1位:読み専

   5,216人 (302.90%)

 2位:異世界ファンタジー

   4,495人 (261.03%)

 3位:現代ドラマ

   2,624人 (152.38%)

 4位:現代ファンタジー

   2,241人 (130.14%)

 5位:エッセイ・ノンフィクション

   1,722人 (100.00%)

 6位:SF

   1,505人 (87.40%)

 7位:恋愛

   1,453人 (84.38%)

 8位:詩・童話・その他

   1,438人 (83.51%)

 9位:ラブコメ

   1,009人 (58.59%)

 10位:ホラー

   484人 (28.11%)

 11位:歴史・時代・伝奇

   389人 (22.59%)

 12位:ミステリー

   365人 (21.20%)

 13位:創作論・評論

   147人 (8.54%)

 14位:二次創作:けものフレンズ

   106人 (6.16%)

 15位:二次創作:ダブルクロス The 3rd Edition

   14人 (0.81%)

 16位:二次創作:グリムノーツ

   12人 (0.70%)

 17位:二次創作:この素晴らしい世界に祝福を!

   9人 (0.52%)

 18位:二次創作:涼宮ハルヒの憂鬱

   4人 (0.23%)

 19位T:二次創作:『青春ブタ野郎』

   2人 (0.12%)

 19位T:二次創作:アリアンロッドRPG2E

   2人 (0.12%)

 21位T:二次創作:第2回冲方塾対象作品

   1人 (0.06%)

 21位T:二次創作:オーバーロード

   1人 (0.06%)

 21位T:二次創作:幼女戦記

   1人 (0.06%)

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 ※Tは順位タイを表す。


『読み専』と異世界ファンタジーが1位と2位を占めているのは、いつものことですね。『ネットワーク外部性』が働いています。これはもうしょうがありません。


 興味深いのは、現代ドラマの方が現代ファンタジーを上回っていることです。流石はエッセイ・ノンフィクション。空想や妄想より現実路線です。


 エッセイ・ノンフィクションの『書き手』は、自分のジャンル同士の交流があまり活発ではないようです。何故なら、『書き手』は2,561人いるのに、同じジャンル同士で繋がっているのはのべ人数でたった1,722人しかいないからです。

 これは、同程度のコミュニティを持つラブコメ(『書き手』3,405人に対してのべ人数2,520人)と比べても割合が低くなっています。


 SF、恋愛、詩・童話・その他、そしてラブコメにも多少は興味があるようです。しかし、ホラー以下は急激に数字が落ちます。この辺りが興味の境目のようです。



 さて、次はエッセイ・ノンフィクションの『書き手』がどれくらい他の人たちに興味を持たれてるのかを見てみましょう。


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 統計情報:エッセイ・ノンフィクションの『書き手』2,561人が興味をジャンル

   ○―――――>○

 ランキング   エ・ノ

 ――――――――――――――――

 1位:異世界ファンタジー

   4,276人 (248.32%)↑

 2位:読み専

   3,399人 (197.39%)↓

 3位:現代ドラマ

   2,573人 (149.42%)

 4位:現代ファンタジー

   2,292人 (133.10%)

 5位:エッセイ・ノンフィクション

   1,722人 (100.00%)

 6位:SF

   1,633人 (94.83%)

 7位:詩・童話・その他

   1,512人 (87.80%)↑

 8位:恋愛

   1,278人 (74.22%)↓

 9位:ラブコメ

   902人 (52.38%)

 10位:ミステリー

   482人 (27.99%)↑

 11位:ホラー

   460人 (26.71%)↓

 12位:歴史・時代・伝奇

   359人 (20.85%)↓

 13位:創作論・評論

   116人 (6.74%)

 14位:二次創作:けものフレンズ

   64人 (3.72%)

 15位:二次創作:グリムノーツ

   12人 (0.70%)↑

 16位:二次創作:ダブルクロス The 3rd Edition

   11人 (0.64%)↓

 18位:二次創作:涼宮ハルヒの憂鬱

   6人 (0.35%)↑

 17位:二次創作:この素晴らしい世界に祝福を!

   2人 (0.12%)↓

 21位:二次創作:第2回冲方塾対象作品

   1人 (0.06%)

 23位:二次創作:幼女戦記

   1人 (0.06%)

 24位:二次創作:ドレッドノート

   1人 (0.06%)

 25位:二次創作:ソード・ワールド2.5

   1人 (0.06%)

 26位:二次創作:冴えない彼女の育てかた

   1人 (0.06%)

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 ※Tは順位タイを表す。


『読み専』獲得比率197.39%は、他のジャンルと比較して割と多いです。実は、異世界ファンタジーの175.74%や現代ファンタジーの175.42%よりも高かったりします。

 ただし、『読み専』の獲得数はファンタジー系の方が圧倒的であることに注意しなければなりません(異世界ファンタジー66,718人、現代ファンタジー14,355人)。


 注目したいのはミステリー。絶対数はそもそも少ないのですが、順位を2つほどあげています。これは、ミステリーの『書き手』がエッセイ・ノンフィクションからネタを探し回っているのではないかと想像します。あくまで個人的な見解ですが。




『読み専』の獲得比率が多いのは、ちょっと意外な結果と思われるかもしれません。しかし、エッセイ・ノンフィクションの『書き手』は、自分の身を削りだして作品を生み出しています。そこに興味や共感を持つ人が多いのではないでしょうか。


 例えば、病気のエッセイ。懸命に生きる姿を赤裸々に描いている作品が多数あります。そんな人たちを応援したくなりませんか?


『書き手』は、カクヨムを生き抜くための術が書かれたエッセイに、とても共感を覚えることが多いです。今まさに自分が直面している状況がありありと書かれていて、「こんな人気作品を書いている人でも、昔は自分と同じ状況だったんだな」と共感するのです。


 何かしらの実体験に基づいているから、リアリティーがある。共感を生む。だからエッセイ・ノンフィクションの読者が増える。私はそのように考えています。


 なお、このノンフィクションは111,402人という途方もない数が生み出すリアリティーによって支えられています。そしてその111,402人の中に、今これを読んでいるあなたが含まれているかも知れません。


 自分が統計データに含まれているかどうか、判断する方法をお教えしましょう。


 2020年2月20日(※)までに一人以上のはいましたか?(自分でフォローする方じゃありません)

 2020年2月20日(※)までに小説を一本以上投稿していましたか?


 もし、2つの内どちらか一方でも該当していれば、あなたはデータに必ず含まれています。


(※)21日午前2時までなら含まれている可能性はあります。


 お気付きでしょうか。このノンフィクションは、なのです。あなたは2つの意味でこの作品に参加しています。

 1つは純粋に読者として。もう1つは統計的な数字として。


 私は、カクヨムユーザーであればこの作品に必ず興味を持ってくれると信じています。全部を読む必要はありません。どこからでも読めるように工夫しています。まずは、自分が興味のある部分だけ読んでください。

 その上で、他の部分も読んでみることをお勧めします。何かしら得るものがあると私は思います。




 この作品を書いてきて、気がついたことがあります。


 どうすれば作品が読まれるのか。


 それは、『書き手』の情熱やこだわりが作品に表れているかどうか。この1点にかかっていると。


 情熱やこだわりの表現方法は、人によって様々です。私の場合、それが『111,402人』という数字で分かりやすく表すことが出来ました。これはとても幸運なことです。


「とにかく面白い小説を書きたい!」という漠然とした動機で書かれた作品よりも、クオリティはともかく、『書き手』の情熱やこだわりがある1点に集中している作品の方が読まれるのではないかなと思っています。

 面白い作品からは伝わってくるんですよ。『書き手』の執拗なまでの情熱が。執拗なまでのこだわりが。とにかくこれだけは伝えたいという『書き手』からのメッセージが。


 もし、自分の作品が読まれないと悩んでいる方がいるなら、どうやって宣伝するかを考えるより、何にこだわるのかを考え抜いた方がいいと思います。




 折角のエッセイ・ノンフィクション回なので、エッセイっことを書いてみました。いかがだったでしょうか。

 アホですね。あたかもこの作品のデータを活用しても意味が無いみたいなエッセイを書いています。


 でも、そんなことは決してありません。これを読んでいる『書き手』の皆さんには、こんな言葉を贈ります。


『彼を知り己を知れば百戦あやうからず』――敵と味方の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない。(デジタル大辞泉より引用)


 孫子の兵法です。


 本作品を読むことは敵を知ること。何にこだわるかを考えるのは自分を知ること。それができた暁には、あなたはきっと人気作家になれるでしょう。


 ちなみに、私はまだなれていません。説得力ないですね。ごめんなさい。




 今後もこの小説(?)まだまだ続きますので、『書き手』の皆さんも『読み専』の皆さんも、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。



 地球滅亡――ユーザー数40万人突破のXデーまで、あと72日!



「――このカウントダウンは続けるのね」

「当然だ。本作唯一の伏線こだわりだぞ!」



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 今日の研究ノートまとめ

 ――――――――――――――――

 ・エッセイ・ノンフィクションの『書き手』は自分と同じジャンルにはあまり興味がないかも

 ・エッセイ・ノンフィクションの『書き手』はやはり現実志向

 ・エッセイ・ノンフィクションの『読み専』獲得比率はファンタジー系よりも高い (197.39%)

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