毛布女子と自分
ウツボ
1話 毛布女子との出会い
僕の名前は悠希(16歳)、どこにでもいる高校生だ。勉強や運動は苦手、彼女もいない。好きなのは鉄道だ。季節は冬。学校ではいつも一人だが家に帰ったら毛布が待っている。着替えたらいつものように触る。今使ってる毛布は、幼稚園の頃から愛用している。もふもふして気持ちい毛布が女の子になってくれればなと思った。スマホで鉄道の動画を見て、夕ごはんを食べ、お風呂に入って、勉強した。時刻は夜11時だ。さぁ寝よう。今日は疲れたせいかぐっすり寝た。
そして朝になった、時計のアラームが鳴り止めようとしたら勝手に止まった。その時はびっくりした。周りを見ても誰もいない、毛布をどけようとすると無くなっていた。探していると向こうから女性の声が聞こえた、お母さんと思ったが違った。後ろを振り向くと可愛らしい女の子がベッドの上に座っていた。見た目は高校生で、整った顔をしている。体はむちっとしていて胸も大きい、太ももや鎖骨もエロさを感じさせた。目はパッチリしていて、髪の毛は栗色のロングヘアだった。おそるおそる近づいてみたら女の子らしい甘い匂いがした。僕は思わず「誰ですか?」と謎の女の子に言った。そしたら女の子は「さて私は何者でしょう。」と言われ、僕は考えた。
しかし何も出てこず、じっと座り込んでいた。すると女の子は「あなたがいつも使ってる毛布だよぉ」と発言した。僕は毛布を探したら無かったので確かにそうだった。抱いてみるといつもとは違うもふもふ感だった。胸が柔らかかったので寝そうになった。
今日は平日のため学校に行かないといけなかった。あっという間に30分経ち、もうそろそろ下に行かないとお母さんに起こされる。なので下に行きご飯を食べ、歯も磨いた。準備をするため部屋に行った、すると女の子の姿ではなく普通の毛布になっていた。あれは幻かっと思いながら着替えて学校に行った。
家に帰ったら朝いた女の子が出迎えてくれた。またびっくりした。僕が「ただいまー」と言うと「おかえりー」と返事がをした。手洗いうがいし、私服に着替え自分の部屋に戻り女の子と話した。
僕がお名前は?と聞くと女の子は「まいです」と口にした。そうその毛布の女の子の名前は「麻衣」なのだ。
僕の名前を言おうとしたら「悠希くんでしょ、知ってるよ」と返された。
もちろん10年以上一緒にいたので、名前くらい知っていた。
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