2020年4月6日 15:30
縁側と舟への応援コメント
工藤行人と申します。初めまして。御作、幻想と暗喩の映像美として拝読しました。初めは誰かの夢の中を覘き見ているような気がしていましたが、ふと、合宿先で皆が寝静まるなか自分だけ一人目覚めて眠られぬ深更に、昼間の顔とは違う眠り顔の友人達を見ながら、自分と彼らとが違う世界に生きているような錯覚に陥った学生時代のことを思い出しました。夢と現実のあわいにぼんやりと意識が浮かぶような心地がして、何とも不思議な読後感です。にしても、襖絵の舟が動くの条。こういうの書いてみたいなぁと思わせる、まるで秋成の雨月物語に出てくるような、薄気味悪くも奥ゆかしい描写ですね。向こう側に闇が現れるまでの一連の流れは何度も読み返したくなります。うんと雑駁で個人的な所感にて恐縮でした。
作者からの返信
こちらこそはじめまして。猫村まぬるです。 過分なお言葉をいただき恐縮です。他人の夢を覗くような感覚、そして学生時代にお持ちになった錯覚、工藤さまのおっしゃるとおり、まさにそのようなものを描いたのだと思います。書いた当人であるわたし以上に中心を射抜いていらっしゃって、すごいなあと思いました。とてもうれしいコメントです。ありがとうございました。
縁側と舟への応援コメント
工藤行人と申します。初めまして。
御作、幻想と暗喩の映像美として拝読しました。初めは誰かの夢の中を覘き見ているような気がしていましたが、ふと、合宿先で皆が寝静まるなか自分だけ一人目覚めて眠られぬ深更に、昼間の顔とは違う眠り顔の友人達を見ながら、自分と彼らとが違う世界に生きているような錯覚に陥った学生時代のことを思い出しました。夢と現実のあわいにぼんやりと意識が浮かぶような心地がして、何とも不思議な読後感です。
にしても、襖絵の舟が動くの条。こういうの書いてみたいなぁと思わせる、まるで秋成の雨月物語に出てくるような、薄気味悪くも奥ゆかしい描写ですね。向こう側に闇が現れるまでの一連の流れは何度も読み返したくなります。
うんと雑駁で個人的な所感にて恐縮でした。
作者からの返信
こちらこそはじめまして。猫村まぬるです。
過分なお言葉をいただき恐縮です。他人の夢を覗くような感覚、そして学生時代にお持ちになった錯覚、工藤さまのおっしゃるとおり、まさにそのようなものを描いたのだと思います。書いた当人であるわたし以上に中心を射抜いていらっしゃって、すごいなあと思いました。とてもうれしいコメントです。ありがとうございました。