第7話 断絶の詞

凍雨降る降る相合傘

寄り添う温度はぬくけれど

心の居場所は分からぬか




腐りはじめた林檎は元に戻れない

傷みを覚えてはじめて知った




最も間抜けなもの

マリオネットに吊られる人形師




私はひとりでないと

いつから勘違いしていたのか




汚れたスーツを脱ぐように

綺麗な場所に行きたかった




ロマンチストなんて君、ただの病気なんだから、早く治した方がいいよ。

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部屋の内のメアリィ かぷっと @mojikaki

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