短編集
月影 湊
雷夢 と 貂霧
見た目でなく、内面。
よく聞くけど、どうなの?
見た目重視の人もいるだろうし、
言葉の通り、内面重視の人もいる。
見た目重視の人と、内面重視の人。
割合としてはどのくらいなんだろう。
どちらでもいいと思う。
でも。
ずっと一緒にいるなら、内面もよくなければ辛くなるよね。
☆
出会った時から気付いていた。
なんて綺麗な人なんだろうって。
男性に向かっての言葉としては適切ではないかもしれないけど
それでも『綺麗』だと思った。
見た目どうこう、ではなく内面が。
なんて真っ直ぐで、純粋で、強い心なんだろうと。
あたしにはないものを持ってたからなのかもしれない。
何度、羨ましいと思ったことか。
何度、妬ましいと思ったことか。
そこまで思ったら嫌いになるはず。
なのに。
あたしは惹かれてた。
【最愛の人】に。
【最愛の人】なんて表現、あたしには似合わないけど。
それでも、それほどまでに愛しい人。
何事にも真っ直ぐに。
その心全てで受け止めてくれた。
カラ元気だって、強がりだって。
全て見抜かれて。その上で愛してくれて。
あぁ、この人の事、好きなんだなって。
傍に居たいなって、思わせてくれた。
傍にいるのが当たり前で、気付けなかったけど。
でも、離れるなんて考えられないなって、やっとこ気付いた。
今までも、これからも。
貴方ほど綺麗だと思える人はいないと思う。
あたしの、【最愛の人】。
「だからねぇ、
――――――――――――― end
短編集 月影 湊 @Rion-raccoondog
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。短編集の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます