本番13 葱食ってふぁいやー



マタさん「虎と龍の戦いだ……」


「トラビュリュー!」


マタさん「蛇と蛙が睨み合う構図……」


「蛙と猫と人間の頭を持つのがバアル神」


マタさん「蛙の手が右手なのか、借りたい猫の手が左手なのかな」


「毒吹くムタさんを見た!」


マタさん「家政婦を見た! 家政婦が見た!」


「おばあちゃんを介護してたホームヘルパー3級さんが見たモノだってさ」


「マイキー。鼠が逃げ出す火事の前。全員逃げ出す。一人だけ入所施設」


「マタさん。鼻うがいをさせる器具で、わざと声を出させずに鼻うがいさせた蛙が吹いたホラ話を」


 毒霧吹いたムタさんを見たファイアー叫ぶ大仁田さんの口に葱を突っ込んだら、やっぱり苦くてファイアーだった目頭が江頭3時30分に草木が眠った丑三つ時!


「ヨシミツさんが持っていきたくない、ふれあいたくない通り沿いコーヒーショップで出されたコーヒーにファイアー出したら、オバケ出てきてコーヒー噴いて、その後ずっと毒舌吐いた!」


「マタさん……」


「あー!」


「口に出して鼻うがい?!」


 マタさん無言。


「ガニ股ジャンリンコがオラオラ乗ってテモイケテないよね?」


 マタさん無言。


「マタさん、どっちに協力すんの?」


「う。僕のシリ狙わない方に……」


「さよかー!」


 蛙となめくじどっちを啄むか、悩む鳥獣戯画の図!


 ギガ!


 ギガ!


 ギガメントス!


 超ギガメンを画面で発見し、妬む存在の図を上から監視する衛星を俯瞰で、更に月から見るオシオキセーラームーンの方が似合うのに、でんでんに似合わない存在に、駄目だしたい下向き指マークばかりで、運営会社がコマッチイングなマチコ先生さえ判断出来ない戦いが、イジワルなばあさんだけ、そいつを庇っても!


「こんな配信誰見るの?」


「監視してる誰かと戦う存在が、もしグッドだったら、その戦いでお茶がくよ」


「あ! 漢字も空気も読めないKYが、化粧けわいしてもセーラー服着て、神様の会合に参加したら、笑いを失ったミカエルの笑いが戻っても、神様がボーカーフェイス?」


「マスクしてるからダイジョブっしょ!」


 イジワルばあさん、そいつに似合うって庇った挙句が、イジワルだったの巻



第13話 了

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