人は何を望み、何を見る(求める)のか。

相上 おか

みなさんはハッピーとバッド、どっちがお好きですか?

 

 魔法少女とは、強く、気高く、美しく、可憐で、優雅な不思議な力を使う中高生の少女たち……というイメージが強い。


 僕自身つい先日に投稿したばかりの長編小説「マギア✦クセフェヴゴ」もまた、これに該当する人物が多く登場する(といっても執筆当時はまだ一話のみ公開ゆえどうなるかは分からない)。


 しかし近年の魔法少女物はどうもバッドエンド……あるいはいわゆる鬱っぽい雰囲気がぞくぞく、と漂ってくるのが特徴的だ。


 それは何故か?


 答えは著者の個人的な意見であるが、やはりそういった暗い雰囲気を漂わせた方がカタルシスを効果的に与えやすいから……ではないだろうか?


 数年ほど前から著者は新人賞等において魔法少女物を執筆してきた。


 理由は単に、そういったジャンルの方が自分自身に合うな、と思ったからだ。


 そしてこう考えた事もある。


 ――なんなら、自分で描いた作品がこれまで同ジャンルに漂う殺伐とした雰囲気を一掃出来るのではないだろうか?


 しかしながら現実とは非常に残酷である。


 そもそもの話、作品における主人公とは楽させるよりも、困難を与えさせ、無茶な選択をさせてなんぼ。


 後者の方がより作品にカタルシスを与えられ、読者の共感を得やすいオードソックスながらも非常に分かりやすい方法なのだ。


 困難の壁が高ければ高いほど、主人公は悩みに悩んで葛藤し読者層からの好感を得られやすくなる。


 だが魔法少女物はその困難の壁が非常に高いのではないだろうか? と著者は執筆しつつ思い浸る。


 別作品においては【魔女】と呼ばれる物と戦い、宝石が何らかの形で濁れば自身もいわゆる魔女化してしまうという絶望。


 またはソーシャルゲームをしていただけで魔法少女へと変身し、気づけば運営から半分へ減らすと言われ、殺し合い、ゲームさえしていなければ巻き込まれるはずがなかったという絶望。


 つまるところ、カタルシスとはこういった場面においてその効果をまんべんなく発揮するのだ。


 これらのジャンルはいわゆる【メルヘンホラー】とも称され、今日における魔法少女という文学ジャンルを決定づける要因の一つとして、長く語り継がれ、我々視聴者を魅了し続けている。


 ちなみにこのカクヨムサイトないにおいても魔法少女というジャンルは確かに存在しているようである。


 カクヨムサイトの強みである【現代ファンタジー】におそらくその多くが分類されその作品内における少女らは今日も人知れず抗い、または人々を助け続けているのであろう。


 さらにいえばホーム画面に【魔法少女物四選】というピックアップもあるので、興味が沸いた方は今すぐホームページへ飛んで同項目にアクセスしてみよう!


 さてここまで長々と語り継いできたが、そろそろ締めへと入らせてもらう。


 一、魔法少女物は執筆していくと妙にバッドエンドへ陥りやすい(あくまでも個人的な意見ゆえに異論はたっぷり、と受け付けます)


(むしろみんなでハッピーエンド物の魔法少女ストーリーを描いていこうぜ!)


二、魔法少女というまだまだ幼い若年層に困難を与える事でいわゆる、カタルシスといった要素を読者へ効率よく与えやすい。


三、カクヨム内にも魔法少女物がたっぷりと濃縮されている! みんなでジャンルをどんどん、と確率していって最終的にはカクヨム内から魔法少女物のアニメを発信していこう!


 以上の三点になる。


 最も2020年2月現在、アベマTV等で放送中の【魔法少女まどか☆マギカ外伝・マギアレコード】が今日の常識を覆すか否か、信じるか信じないかはご視聴いただいたあなた次第!


 はたして魔法少女物にハッピーエンドは許されるのだろうか!?


 執筆作品【マギア✦クセフェヴゴ】の主人公、女神アイリスの選択とは!?


 本エピソードを読むみなさんへ是非、この魔法少女へ対する熱い想いを受け取って欲しい!!!!


 著者の言いたい事は以上である。


 では諸君、著者と共にはかなくも美しい、執筆ライフを満喫しようではないか!


 次回「相上おか、死す!」。


 デュ○ル、スタンバイ……ッ!

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人は何を望み、何を見る(求める)のか。 相上 おか @aiuenoA

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