僕がヤンキー漫画からもらった大切なもの。

ゆきだるま

はじめに。

 僕は小説を書くとき、どうしても不良少年を主要キャラにしてしまう。


 それはきっと、僕が青春時代をヤンキー漫画を読みながら過ごしてきたせいだ。


 僕は小さな頃から、『正義とは、正しいとは何か?』を自問しながら暮らしていた。


 そして小学校高学年のときクラスで流行っていたヤンキー漫画を読んで僕は強い感銘を受けた。


 自分のことを悪者だと認識しながら自分の筋を通して生きて行く。


『ああ、こんな生き方もあるんだ』


『正義って自分のためにやる、極めてわがままな感情なんだ』


 そんはキャラクターたちの想いが僕の心に大ヒットして、僕はヤンキー漫画を大量に読み漁った。


 そしていつしか僕は思った。


『僕もいつかこんな、一番いいと、されている価値観の外側で、これでいいんだ? これがいいんだ? こういうのもあるんだ?』


 って価値観とか、ロマンチックな恋や友情を秘めた物語が書けるような人になりたいって。


 だから僕は記そうと思う。

  

 僕がヤンキー漫画からもらった、切なくて、優しくて、そしてとても強くて優しい影響を。

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