創世記2

〜トッポジージョの闘い・女子高生のシュプレヒコール〜


その妖精はこう言うのだ。「私は小さい井森美幸よ!小井森って呼んで!」

「それってーとぉ、ねぇさん。おめぇさんは、俺の守護天使だってぇのかい?」

「ボンソワールよ!」

べっぴんさんで小柄、その上フランス語も流暢ときたもんだ!ヴォーウヴァの方も相当ちっちぇ筈だと睨みながらも、ついてねーよりましだって話しよ。

「よろしくなぁ。どうやら手前、惚れちまったようだZE☆」

「よろしく♡一緒に冒険に出かけましょ!」

「よーし!まずは直結だな。」


ブーン。実に情けの無い、チンポコの取れたステゴサウルスの様な勢いで車を走らせる事30輪廻。つまりM99星系でいう所の、パンピーに位置する。

「ちっきしょー情けねーオートマティックだなぁ。宇多田ヒカルが激太りするわけだZE.」

おっとここで、ソー・アトラクティブなオナゴを発見アドマティック天国だZEアポストロフィーふぉー!

「見て三又又三!あんな所にボンジュールガールがいるわよ三又又三!」

「うるせぇ黙れチック・トックでもやってろこのハエ女!」

「教えてあげただけじゃない!全く。あなたは全くもって、フェミニストじゃないわね、三又又三。」


「よぉ、俺のマシーンに乗らないかい?」それは、ふかわりょうからパクって来た、卑猥な形のフォルクスワーゲンだった。

「お前はこういう、エロ玩具の様な形の乗り物が好きなんだろう?」

「ペットショップボーイズを聞いて、セックスをしようじゃねぇか。」

「お生憎様。私は田口トモロヲみたいな人がタイプなの。」

「あんなパンピーがぁ?ちゃんちゃらおかしなことを言う女だ—」

トモロヲ専の女が振り返ると、三又は驚愕した。

「オーマイ・キョンキョン!おめー、トッポジージョじゃねーか!」

「小井森、驚き、モモノキファイブ!」

「なによ!トッポジージョで文句あんの?あんた、全くもって、フェミニストじゃないわね。」

それは詰まる所、因果応報。三又とジージョ、否!又三とトッポの宿命なのだ。そこに三又とジージョの入る余地はない。小ヴォーウヴァ小井森などは、遠く及ばない世界の話し。コンマ数秒の世界、つまりジージョ・センスの話しなのだ。

「きゃー!助けてー!トモロヲーー!」

ぬかったぁ!三又、先手をトッポに譲ってしまったでやんすヨンス。冴えないオーヤンデュー。

雷光一閃!天を裂き、轟音と共に爆誕したのはそう…

「キ、キングジェイダー!」


それはまだ、三又又三が綾小路翔で、nwacpで活動する、とあるボンジュール・レイディと関係を持っていた頃にまで遡る。つまり、黄色人と黒人の、それはそれはテ・リフィックな大人のラヴ・ロマンスだ。

二人は小学生を見かける度に、「おばあちゃんのお尻の穴はいい匂いがする。」という暗示をかけて遊んだものだ。

そんな幸せな日々を終わらせてしまったのがそう…最初の黙示録ファースト・アポカリプス

あの憎っくき終焉は全てを奪った。

いい匂いのする女子高生。トワイライトに憧れる女子高生。部活に明け暮れる女子高生。スピノザの骨相学に耽るストーリーテラー好みの女子高生。死にたい女子高生。恋がわからない女子高生。外反母趾の女子高生。色々な女子高生がいたもんさ。全ての女子高生がこの世界を回していたんだ。大女神キョンキョンも、ゴーゴー夕張も、昔は女子高生だった。そう、そして又三の恋人、ケツ穴催眠術の師範代、ブラック・ティーン・アスホールも。

滅亡前時間エビバディハッピーアワーでは、7嬲を回った頃だった。つまりM99星系でいう所の、パンピーだ。それはそれは素敵な日だった。チョモランマ日和だと言って、皆が外ではしゃぎまわった。そんな日にあの事件を起こしたのはそう。だ。

チャールズ・ブロンソン a.k.a 上沼恵美子のとろサーモン悪口捏造事件が明るみになった。すなわち、上沼先生が賄賂を譲っていたと報道され、おしゃべりクッキングを降板する手引きになったのである。

「もーねぇ、私、本気だすわよ!」たったこれだけ。これだけで世界が半壊した。

あの人は誰にも止められないラスボスだった。デスタムーアやセレーナ・ゴメスとは、次元が違うのだ。あの人はなのだ。

氣志團の綾小路翔a.k.a DJ OZMAは最後まで勇敢に戦った。しかしそのリーゼント諸共、バスビ・バスビだった。彼が倒れると、女子高生達のシュプレヒコールが夜空に響いた。それはM99星系にさえ届いた魂の言霊。

バスビ・バースビ・バスビ・バー

バス—「うるさいわね!あなた達、面白くないわ。ごめんなさいねぇ。私好みじゃないのよーただ…それだけ。」

この言葉で全てが烏有に帰した。それはそれは、めっちゃ・チャキチャキな関西弁だった…

あぁ、思い出すのも恐ろしい。いささかでも人に関心を持ってさえいたら、我々はあの人の本質を見抜けたのではないだろうか?少なくとも小生、ストーリーテラーはそう思う。

そう、気付けたはずなのだ。彼女がお笑いヤクザだと云う事に。それはパンチラと書いて、パンチラと読む様なモノ、灼然たるメナスであった。

あの日に戻れたら君は彼に何と言う?「一緒にキムチ鍋を食べようよ!」と、言えるだろうか?

…アムロがララァにもう一度巡り会えたら?

つまり、そういう事なんだな富野由悠季!

つまり、『めぐりあい宇宙そら』だっていってんでしょうが!


…見えた!


「—パンチラ女め!ぶっ殺してやる!」

「やっとお目覚め?じょーだん吉本ブラックサンダーだわ。」

「キングジェイダーはどこに行った?」

「あれはトモロ違いだったのよ。たったとあんたを殺して、そのニュー・ビートルをいただいてトモロヲ・ハンティングに繰り出すとするわ!覚悟ぉぉー」

「これは俺のじゃねーし!ふかわりょうの!a.k.a ロケットマンのだっていってんじゃん!」

トッポジージョは渾身のメガトン・ピース・オブ・ケークを外した。煙に向かい問いかける。女として。トモロヲの女たる、エチケットとして。そう!トッポジージョは、田口トモロヲの女なのだ!

「江戸っ子口調はどうしたのよ?」

その問いかけに対し三又は捲土重来を期する。そう、上沼恵美子を許せない、一人のバルドヘッドとして。

「おい女。俺を誰だと思ってるんだ?」

「三又又三に決まってんじゃない!」

「俺は綾小路の生まれ変わりぃ!選ばられし者チューズン・ワンだってばよークシャテリア!」

三又は翔んだ!オズマの如く!そう!あれは、綾小路直系・天空飛翔ワンナイカーニバル・OZMA的元彌チョップ!


「バスビバーーッッン‼︎」


このコンマ数秒の世界で勝負はついてしまった。三又又三は因縁の相手、トッポジージョに別れの言葉を贈る。


「よぉ。トモロヲ・ネバー・ダイだぜ。」


これが彼等が闘っている世界。つまり、ジージョ・センスなのだ。


ジージョは倒れた。

ジージョの下に隠れていると思われていた上沼恵美子は、そこにはいなかった。つまり、三又と小井森とフカワのニュービートルは、上沼恵美子のこころ晴天の上で、コロコロ躍らされていたと云う事だ。


「クッソォォオ!」

三又又三の雄叫びが、M99星系にまで響いた。その雄叫びは、複数のスターダスト、つまりはスターダスツに光を宿した。こうして、夜空は出来上がった。

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