双天のエーポス
風来狼
登場人物・国家紹介
登場国家紹介
【ヴェルガ帝国】
嘗てエスニア大陸の大半を支配したゼダ人の帝国。
ゼダ人はザドアの大砂漠を発祥の地とする少数民族であったが太古の兵器の発掘やドラゴン族との契約で急速に拡張。
全盛期はエスニア大陸の八割を支配していた。
長きに渡って平和な時代を齎していたが人間至上主義の台頭、貧富の差の拡大、度重なるゼダ人優遇政策により反乱の機運が高まっていた。
そして帝国兵による村の焼き討ちを契機に大規模な反乱が勃発。
反乱はエスニア大戦となり大陸全土に戦火が燃え広がった。
エスニア大戦末期にて皇帝ダスガールヴ・ヴェルガが討たれたことにより帝国は崩壊。
ゼダ人は支配者から弾圧される存在へと転落した。
【アルヴィリア王国】
エスニア大戦にて反乱軍を率いた六人の英雄によって築きあげられた国家。
大戦後、英雄たちは旧ヴェルガ帝国領を分割して統治し、これが後に五大公制となる。
大陸の中心に位置し、肥沃な大地を持つため経済・文化において西エスニアの中心となる。
しかし全方位を他国と接しているため争いが絶えず、特に東エスニアに誕生したディヴァーンとは宿敵関係であり、過去に何度も侵略を受けている。
【オースエン家】
アルヴィリア王国中央を統治する大公家。
五大公筆頭と言える立場であり、王の懐刀として建国以来王家を支えている。
王国最大の農耕地を所有しており、人口もメフィルに続いて二番目である。
【キオウ家】
アルヴィリア王国東部を統治する大公家。
大公がミカヅチ人であるためアルヴィリアで最もミカヅチ人の多い地域。
ディヴァーン朝と領土を接しているため多数の城砦を所有し、特に国境に建造された大龍壁は難攻不落と名高い。
【シェードラン家】
アルヴィリア王国西部を統治する大公家。
オースエンが王家の右腕ならばシェードランは左腕であると言われており、名高い騎士を多く輩出している。
エルフラント神聖国や王国から独立した自由都市同盟に睨みを利かせている。
【メフィル家】
アルヴィリア王国南部を統治する大公家。
領土がエスニア海に面しているため海洋交易が盛ん。
アルヴィリア随一の経済力を持つ。
近年では人間至上主義が台頭し、領内でエルフやドワーフなどの亜人種が迫害を受けている。
【ガルグル家】
アルヴィリア王国北部及びガドア連峰の一部を統治する大公家。
鉱業で栄えた土地であり、この地で採れた良質な鉄はアルヴィリアの騎士たちの武具に使われる。
近年では鉱山を巡ってガドア地下帝国と対立している。
【エルフラント神聖国】
アルヴィリア王国西部、深緑の森に築き上げられたエルフたちの国。
もともとは森の南部に住んでいたがエスニア大戦時に反乱軍に味方し、北部のドラゴン族を追い出して領土を拡張した。
その後はアルヴィリア王国やガドア地下帝国と対立し鎖国した。
この際に森から出たエルフたちはシティエルフと呼ばれる。
【ガドア地下帝国】
アルヴィリア王国北部、ガドア連峰の地下にあるドワーフたちの国。
ドワーフはもともと東エスニアを発祥の地とするが古代兵器の実験中にうっかり故郷を消滅させてしまう。
生き残ったドワーフたちは流浪の旅に出て、ガドア連峰の地下ある遺跡に移り住んだ。
アルヴィリア王国とは比較的友好的な関係であったが近年は鉱山を巡って関係悪化している。
【自由都市同盟】
エスニア大陸西部にある七つの都市から構成される都市国家同盟。
嘗てはアルヴィリア王国の一部であったが第一次ディヴァーン侵攻の際に王国から独立。
ディヴァーンとの戦争で疲弊していたアルヴィリア王国はこの独立を認めた。
現在はアルヴィリア王国との関係を改善している。
【ディヴァーン朝】
東エスニアに現れた軍事国家。
もともとは遊牧民族であったが周辺国を飲み込み急速に拡大。
東エスニアの半分を支配する大国となる。
アルヴィリア王国とは宿敵関係にあり度々王国を侵略する。
エスニアの統一を掲げており、東エスニアを巡ってジン国などと争っている。
【ミカヅチ国】
エスニア海にある島国。
帝と呼ばれる存在を中心とした統治を行なっている。
独特の文化や宗教を持ち、西エスニアでは異彩を放っている。
現在は半ば鎖国しており、アルヴィリア王国との交流は時折来る商船のみである。
【ジン国】
エスニア大陸東部にある大国。
ヴェルガ帝国の支配を受けなかった国であり長い歴史を持つ。
ディヴァーン朝とは敵対しており周辺国と同盟を結んでディヴァーンを打ち倒そうとしている。
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