20,000億円!!!年間、に、2兆円も稼ぐ最強スポーツNFLを金の目線で紹介だあああ!!!
ついに、NFLが開幕したな!!!
私が心から待った時間が始まったと言える。
今年は、今から始まるようなものだ(24年9月7日現在)。
……ま、まあ。分かっているんだぞ。
日本のみんなはNFLとか知らないって。
NFLってのが何なのかと言うと、アメリカのプロのアメフトリーグだ。
日本じゃアメフト(アメリカンフットボール)そのものが人気ないし、試合を見たコトもないって人の方が多いだろう。
私の体感では、百人に聞いて一人くらいだな。アメフトを見たことがある人って。
なかなか日本ではマイナーで、個人的にはさみしい。
みんな見たこともないマイナースポーツについて、興味なんてないのだ……。
だ・か・ら!
今回はみんなが興味のあるお金のハナシ。
世界一稼ぎまくっているプロスポーツ、NFLをお金の面からご紹介だ!
さて。
NFLがどれくらいの年間売上をしているかというと……。
日本円でいえば、二兆円だ!!
ちなみに。
アメリカのプロバスケのNBAが一兆五千億円。
メジャーリーグが一兆四千億円。
サッカーのイングランドプレミアリーグが、一兆二千億円。
なお試合数も注目だな!
レギュラーシーズン(地区やリーグ優勝を決める普段の試合)の試合数は、
NBAは30チームで、82試合。
メジャーリーグは30チームで、162試合。
サッカープレミアリーグが、20チームで38試合。
NFLは、32チームで、『17試合』だ!!
NFLだけ、やたらと試合数が少ないよな。
それは試合内容がハードだからだ。
格闘技の大会の数倍はケガ人が出ちまうんだよ。
シーズン終了レベルのケガから、ちょっとした捻挫や打撲まで。
両チーム合わせて10人以上は毎試合ケガ人が出ちまう。
なので。一週間に一度しか試合がやれない。
毎日やってたら、レギュラー選手たちは全滅するだろうからな……っ。
売上は数倍になるかもしれないけど、試合数はこれ以上増やせない事情もある。
お金のハナシでスゴイのは。
たった17試合しかやっていないのに、162試合もやってるメジャーリーグより売上がはるかに大きいってこと。
一試合あたりの価値が、飛びぬけているのだ!!
で。
どうして、NFLがそんなに儲けているのかってハナシになる(まだまだ稼ぐ気で、年間四兆円規模の売上を目指すとかなんとか……)。
アメリカ国内での人気がすさまじいのがあるけれど。
売上を確保するための仕組みも、ちゃんとあるのだ!
NFLの売上を支えるのは、この三つ!!
『チケット収入』
『放映権』
『広告収入』
ほかのプロスポーツもそうだけど、NFLはほかのスポーツにない仕組みもあるのだ。
1. NFLの『チケット収入』の儲かる仕組み!!
NFLの人気球団のチケットは、マジで買いにくい。『十年後の試合なら買えるかもしれない』レベルだ。
なので。NFLのチケットは、遺産相続の対象にもなっている。購入者が十年先まで生きているとは、かぎらないからな……っ。
観戦チケットで儲かる仕組みのひとつは、『異常なまでに人気』があるからってことは大きい。
さて。
どうして十年先まで予約済み状態なのかというと……。
じつはひとつの荒業があって。
『チケットが完売していないと、テレビ放映をしない!!』
……というハチャメチャな方法をNFLは使っているんだ……っ。
実際には客席の80%以上が埋まらないと、放映強制停止はしないっぽいけどな(実際にやっちゃったコトもあるぞ)!
客席は7万席あるけど、テレビ視聴者はその数百倍はいる。
仕事とか育児とかで、試合を生で見に行けないファンからすれば。
ヒマなくせに会場に行っていない地元のファンは、『さっさと会場に見に行きやがれ!!』と叫びたくなるだろう。
そういうプレッシャーがあるからこそ、地元ファンはとにかくNFLのチケットを購入するようになったのだ!!
一般市民だけでなく、地元企業とかが放映強制停止をより確実に避けるために、大量にチケット購入して社員や取引先に配ったりもする。
このおかげで、チケットが完売してくれるから試合がテレビやネットで放映されるのだ。
もともと大人気な上に、こういうプレッシャーもかけてくるのは商魂たくましいし、『地元で支える』という意志形成に役立つわけだ。
ちなみに。
10万人しかいない町なのに、スタジアム8万人が毎試合完売するところもあるぞ!
田舎でさえも、大人気なのである。
なお、グリーンベイ・パッカーズのあるグリーンベイ&ランボー・フィールドのことだ。
圧倒的なチケット完売率こそが、NFLのチケット売上を支えてくれるポイントだな!!
2. NFLの放映権が儲かる仕組み!
チケットが異常なまで売れるだけでなく、視聴率も圧倒的だ。
アメリカの歴代視聴率トップ10は、すべてNFLのプレーオフ決勝戦、スーパーボウルだぞ!!
スーパーボウルは、二億人が見ると言われるイベントなのである!!
放映権で儲かる理由のひとつは、アメリカ人が異常にNFLを大好きだからだな。
日本人の半分が見ているスポーツイベントって、ちょっと思いつかない。
でも、アメリカにはあって、それがNFLだ。
人口が多く、スポーツに対して金払いがいいアメリカ人に売れる最強コンテンツだからこそ、各放送局が年間11億ドル以上の放映権料をNFLに払ってくれる。
それだけの価値が十分にあるってことだな!!
スポーツの話題は、ビジネスの会話にも使われる。
アメリカの大統領とか、アメフト話で法律や考え方を話してくれたりもするからな。
社交ツールとしても、NFLは価値があったりもする。
もはやアメリカの魂だ。
3.NFLの『広告収入』が儲かる仕組み!!
大人気コンテンツだから、大企業も大喜びでCMを契約してくれる!!
そのうえ、じつはアメフトとCMは非常に相性がいいんだ。
アメフトは、すべてがセットプレーのスポーツだ。
毎回
1作戦会議
2フォーメーションを組み直して敵味方向き合う
3プレーが始まる
4プレーが終わると(ボールが底止、ボールの前進・後退がない状態になると)敵味方別れて
5作戦会議(ボール停止から40秒以内に試合を再開しなくてはならない)
というサイクルになっている。
まあ、プレーが終わってから、だいたい30秒ほどの空き時間(作戦タイムやフォーメーションを入れ替える)があるわけだ。
この30秒が、CMをぶち込むにはちょうど良すぎるだろ?
サッカーのハーフタイムだとか、野球の攻守交替のとき、みんなトイレに行ったりおやつを冷蔵庫から出したり、何かしら別のことをする。CMを見ていない場合も多い。
でも、NFLは『30秒ぐらいしか余裕ない』ので、じーっと画面を見ていることになる。
下手すると、10秒後に試合が始まることだってあるんだ。
あくまで『次のプレーは40秒以内に始めないといけない』だから。
普通は30秒かかるけど、どんどんテンポよく試合が動くかもしれない。
画面を見ているしかないから、CMを見てもらえる確率がサッカーや野球よりも圧倒的に高いし、CMが流せる機会も圧倒的に多い。
だから、広告費だけでも異常に儲かる。
スーパーボウルで30秒のCMを流すときは、十億円かかるぞ(700万ドル)。
なお、スーパーボウルでの広告に1ドルかけると、4.06ドル相当の売上が期待できると言われている。
儲かるから、企業もどんどんお金を出してくれるんだよ。
ちなみに。
スーパーボウルのCM枠を『5秒』だけ購入したニュースサイトは、その短さが返って話題になり訪問者25%アップの効果をあげたそうだ!
こういう遊びも許されるのが、NFLのいいところだな。
4.最高のゲームデザイン『戦力拮抗』!!!
チケット完売&超プレミア化、放映権料の強大さ、広告収入がえげつない。
この三つの大儲けの柱がNFLを支えているわけだけど。
そもそも、それがやれるのは大人気だからだ。
どうして大人気なのかというと、NFLの試合そのものには他のスポーツより強烈に有効なゲームデザインがあるから。
『戦力拮抗』はNFLのテーマだな。
32球団の売上は、すべて分け隔てなく32分割されて各球団に分配されている。
そのおかげで。
ニューヨークのチームに、グリーンベイ(人口10万人の町)のチームが、お金の面で負けることはないのだ。
そして、この均等の儲けをより有効に活用しているのが、『各球団の年俸総額が同じ』というルールだ!!
年間だいたい380億円ぐらいで、51人のメンバーと契約する。
すべてのチームが、同じ金額でチームを作り上げるんだ!!
だから、『お金にモノを言わせたチーム作り』ができない。
ほかのスポーツだと、こういうのないよね。
プロ野球だと巨人がお金使っている印象あるし、メジャーリーグなんて各球団の戦力差がはげしくてレギュラーシーズンを見なくていいと言われる始末だ。開幕前から地区優勝チームの予想がつくからな。
メジャーリーグとNBAは主力選手を温存して、プレーオフまで使わない。年中、主力を出して、レギュラーシーズンの競争を必死にやるなんてことはしない。
主力が出なくても、十分に地区優勝できるから、毎試合スターが出ないのだ。
でも、NFLは17試合しかないから、出し惜しみしている余裕が少ない。
とくに前半戦はな!!
……大勢が決まった後半は、NFLも調整的な試合にはなる。主力がケガした場合は、しょうがないから、前向きにあきらめるのみ。来年のために休んでもいい。
主力が活躍しなくても、ちゃんと新しい天才がいくらでも湧いてくるからいいのだ。つい数年前、ドラフトで最下位指名者がいた。
主力のエースがケガして、二番目もケガして、三番目もケガしたから、この普通は試合に出る見込みもないまま引退するであろう最下位指名者が先発したんだよ。
ドラフト最下位指名者は、『ミスター場違い』という称号をもらい、歓迎会を開かれる。いじり倒されるわけだな。
誰も期待したいなかったけれど、まさかの連勝しまくり。
こいつのおかげで、その年から連続で地区優勝。
しかも、二年目はスーパーボウルにチームを導き、惜しくも敗退……とんでもないシンデレラが隠れていたわけだ。
彼の名前はブロック・パーディー。
ドラフト最下位指名者が、じつは最高クラスの選手だったりするほど、NFLというかプロスポーツのレベルは高い。
日本なら、最下位指名者が活躍しても……エースの座をそいつに譲るなんてことはないかも。復帰したエースとか二番手とかに、さっさと変えちゃうかもね。最高の戦力でも、二軍の練習で使いつぶされているとか、たぶんかなりの数いると思うぞ。
NFLはシンデレラにエースの座を嬉々として、ゆずっちゃうのさ。おかげで、最低評価レベルになっていた天才が大活躍することもある。人材の発掘に対して、ほんとうに前向き。
前向きなあきらめも、ときには大きなチャンスを作ってくれるってわけだよ。
んで。
このドラフト最低評価の最強選手は、コスパがいい。
年俸2億円。
いやいや、とんでもなく激安年俸だ。活躍的には65億円出してもいいんだが……1試合3億円以上は出すべき活躍をしているんだぞ……。
で。
この『コスパのいい戦力』のおかげで、『年俸総額が同じ敵チーム』に対してアドバンテージが生まれるわけだ。
65億の戦力が2億円。つまり、『63億円分の戦力を買うための費用』が浮いている。
だから、有力選手をこのお金でチームに集められるんだ。カードゲームみたいだろ、限られたコストで最適なデッキを組むんだ。
NFLは厳格な『年俸総額均一』を目指しているからな。
……地区優勝するようなチームって、『選手が活躍している』。だから、そいつらの年俸も上がっちゃうんだよ。
NFLは地区優勝したチームが次の年、弱体化しやすい。
活躍した優秀な選手の年俸が上がるから、放出しないといけない。
昨年まで200億円で済んでいた攻撃チームが、スター選手誕生のおかげで210億円かかるようになった。年俸10億円上げた選手は、放出しないといけなくなる。あるいは、守備チームの優秀選手を放出し、弱体化されるしかない……とかね。
『戦力拮抗』のテーマのおかげで、フリーエージェント、選手の移籍は大量にある。プロ野球だとFA宣言って、年間10人以下だけど、NFLは700人以上だ。
強くなれば、選手を放出することになる。
だから、優秀なコーチを用意して、常に『新しい戦力』を育てないといけない。
監督やコーチの年俸が10億円以上しても、十分に価値はある。眠っている才能は、いくらでもいるのが現実だからだ。上手く育てて、上手く運用できれば、雑魚あつかいされている選手が最強になれるかも。現実にそうだった選手が普通にたくさんいるのだ。
育成面や、決められたお金を『チームのどこを強化するかに使うべきか』という努力も、NFLの面白みとなっているわけだな!!
・まとめ
NFLのゲームデザインが優れている点は、『戦力拮抗』をテーマに掲げているから。
みんなが見たいのは、筋肉の性能だけでなく、人の意志や創意工夫。それの際たるものは、お金のやりくりだ。
同じ金で、ケガ人だらけ&選手の出入りの激しいスポーツで、どうやって戦力を維持して組み上げるか……。
フェアであるからこそ、競争が面白い。
圧倒的に金を使ったチームが、そうじゃないチームに勝つのは当たり前だ。NFLは、そういう仕組みを可能な限り避けようとしている。
見る価値があるゲームを、ちゃんとNFLは作ってくれているからアメリカで愛されているという事実は大きいぞ。
『お金』というテーマから見ると、NFLの面白さが伝わるかもしれない。
筆者の仕事と絡むゲームデザイナー候補たちには、ほんとうにNFLを見て欲しい……。
毎年ルール変更しちまうほどに、『面白い遊び』を作るための努力をしているからなー。
まあ。
興味が湧いてくれたら、NFLを見ようぜ!!
1試合で数億円稼ぐ筋肉のカタマリをたんのうするのだー!!!
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