【世界初の汎用電子式コンピューターENIACちゃん!!……その体重は30トン!幅は30メートルだ!!】


みんなはパソコン好きか?



私は好きだが。



よく裏切られているな。



新しいPCもOSも、アップデートの多さやら微妙な仕様の違いとか。



購入して数時間後にはワクワクだけじゃなく、なんかイヤなポイントが見つかってストレスを抱えることになる…。



ぶっちゃけ。



今より進歩せんでもいいんじゃないかしらとも思う。



まあ。



人類の文明に死ぬほど貢献してくれているがな!!



さて。



それでは、世界最古のコンピューターって知ってるか?



正直、計算機とコンピューターの違いが微妙なレベルになってくるけども。



タイトルにある通り、教科書的にはENIAC先輩になる!



なお、1946年2月生まれだ!!



意外と古いってイメージだな、私的な評価だと。



制作者は、プレスパー・エッカートとジョン・モークリーだ!



制作に絡んでいるのは原爆でも有名なフォン・ノイマン先輩!



ノイマンは20世紀の科学史における最大の人物の一人ってところだ。



ちやみに、コンピューターの定義としては。



雑に言うとプログラム可能で汎用性のある計算機!ってところかな。



そういう意味ではENIACは元祖汎用性コンピューターなんだけども。



ENIACよりも前に、よりアナログな電子計算機は色々とある。



1930年頃にはMITが弾道計算も可能で不正確で故障は多いアナログなコンピューターを作って、軍事利用している。



1939年10月には連立方程式専用コンピューター、ABCマシーンが作られ。



1941年にはドイツでプログラム可能な計算機Zuse Z3を作ってる。



1930年代後半から、40年代はコンピューターの黎明期だよなー。



どれが元祖とか断言しにくいところもある。



さて。



ENIACはどんなことしてたのか?



最初にしたお仕事は、水爆にまつわる計算だった!



軍事予算がついてたからな。



ENIACの開発段階の予定では、第二次世界大戦における砲弾の飛びかたとか戦場模様を分析させるつもりだったよーだが。



戦争のが先に終わっちゃったからな。



原爆の進化系の爆弾、水爆についての計算をしたわけだ。



ENIACは縦と前後に2.5メートル、横は30メートルで30トンもあった。



無数の真空管と、莫大な電力を使った。



メモリーが少なかったから、プログラムを内蔵することは事実上できてない。



外部からパンチカード(穴開けたカード。この穴がアナログな信号として読み取られ、プログラムをENIACに送り込んでいた)および、



人力による配線の変換でプログラムのシフトに対応した(力業である。工事には数日かかった)。



なお、二進法じゃなくて十進法を採用!!



電力を120キロワットも消費していたから、使うと町の明かりが消えかけるとかしたとの説もある。



現在から思うとめんどくせー機械だな。



とはいえ。



ENIAC含み、さまざまなコンピューターが開発されていき。



それらの技術が積み重なって、パソコンが生まれていって。



OSとかが組み込まれて劇的に使いやすくなって。



どんどん世界に普及して、世界をガッツリと変えたわけだな。



初期のパソコンなんて、40時間かけて自分が組み立てないといけないとか。



プログラムは自分でしないとなにも始まらないとかのドMマシーンだったことを考えると。



なんだか今使っているノートPCが愛おしく思えてくるわ。



なお。



コンピューターって、今でこそ機械のこと指す言葉だが。



1940年代より以前は、計算手っていう業務内容を示す言葉だったんだぞ。



計算係が、コンピューターさんたちだった。



時代が変わると色々と変わるもんだな。

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