【うへへへ♪カルピス大好きー(ФωФ)……ん?そ、そんな、カルピスの乳酸菌どもは……っ!?】
みんな、カルピス大好きかー?
私は大好きだぞ!
カルピスの牛乳割りは、罪深いレベルのデリシャスだよなぁ……っ!
人類が到達しえた、最高に愛すべきお味のひとつだと個人的に認定している!!
もはや、マヨネーズとカルピスについては、国民的な祭日とか作ってもいいんじゃなかろうか。
遊び心を使ったほうが、みんな面白がれていい休日なんじゃないかと思う。
そーいう日をつくると、商品とか爆発的に売れちまいそーだしな!!
んで。
本題だぞ。
カルピスって乳酸菌飲料だよな?
そして、乳酸菌ってお腹に良い説あるよな。
これ、前知識として必要だから覚えておいてくれ。
……数年前の夏の日のことなんだが。
私がおうちに帰ると、テーブルの上にお茶があったわけだ。
そのお茶を飲むことにしたんだが。
家族に訊いたんだよな。
「これ、新しいやつ??」
「たぶんな!」
頼りなさを含む答えであったが、喉も乾いていたところだったから。
ゴクッと飲んでしまった。
結果。
お口のなかに酸味が発生した。
新しくなかった……古いヤツだった。
ぐええ、だまされた。
そう思いながらもシンクにお茶を吐き出したんだが。
なんかバイ菌どもがお腹のおくで暴れている気がしてな。
なんとかならんもんかと知恵をひねった。
思い付いたのが。
乳酸菌どもだ。
私は乳酸菌どもに過大評価も絶対的な信頼もしてはいないが。
少なくとも、お腹のなかでバイ菌と乳酸菌がバトルしてくれる可能性を期待したのだ。
悪玉菌VS善玉菌(乳酸菌)のウォーズをな!!
くくく!私のなかで栄養を取り合い、お互いを抑止しあうがいい!!戦え、殺し合え、おろかで下等な生物どもよ!!
みたいな愛くるしいノリだな。
魔王にでもなった気分で、私は冷蔵庫を開けたんだ。
カルピスがいた。
カルピス=乳酸菌飲料ってイメージがあったから。
ニコニコしながら、私は飲んだぞ!!
戦え、殺し合え……以下同文。
むふふ♪
これで少しだけ、私のお腹の平穏は保たれるであろう。
救世主カルピスさまの容器をニヤニヤの可愛らしいフェイスで見ていたところ。
私、気づいてしまった。
カルピスって、『殺菌済み』なんだよな。
なぬ!?
って、なった。
HPゼロの部隊を送り込んだところで、バイ菌どもとのウォーズは発生しないではないか。
私のもくろみは、音を立てて崩れ去ったのだ……。
カルピスは乳酸菌が製造に関わっているけど、殺菌済みらしいから乳酸菌さんたちは死んでいるよーだ。
少なくとも、生きてる乳酸菌パワーは期待できん。
だが。
乳酸菌さんが発生した、微生物には有害な発酵成分とかは残存しているんじゃないかとも考えた。
乳酸菌ウォーズは起きんが、私の貧弱な免疫機能もいることはいるのだ。
がんばれ、ごー・ふぁいとだ白血球!!
そんなことを祈りながら眠りについたが、無事であった。
私のお腹の平穏は自己免疫能力か、カルピス菌の残骸から放たれた物質によって守られたっぽい。
……これ、なんのハナシなのか?
カルピスの乳酸菌は殺菌済みだから、生きた乳酸菌を体内で飼育したいヤツは、別の方法を考えたほうがいいかもってだけのハナシだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます