第6話 取繕う余裕無し…

リョウside


 (まさかね…)

 

俺の横を通り過ぎるのは…どう否定しても救急車と警察車両が向かう先はさっきの女の子


 桜王…さんを送った方向…


妙な胸騒ぎも、嫌な予感も大当たり。こんな事と当たっても…!


倫「リ…御厨さん!」


 オイと突っ込む余裕無く


倫「行くぞ!彼親戚!確認済み!」


源本さんの後を


リョウ「お願いします。」


刑事「はっ!」


 親戚じゃねぇし!


普段ならツッコミどころ満載の場面…アー!そんな事考えてる場合じゃない!そうして玄関上がってリビングで見た光景…




 ーナニコレ?ー


リョウ「風果ちゃん!?」


倫「妃那!」


~~~~~~~~


リョウ「オマエ…」


風果「お姉ちゃんと…」




俺達二人自分を取り繕う余裕無し…



 男「心配するならオレだろ?」


リョウ.倫「は?」



色々…整理する事が…あるんだけど


リョウ「悪いけど、一目で分かったけどね?」


 アナタ二人の父親だろ?何他人事な訳?


リョウ.倫「罪を擦り付けようなんて…」

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