第二十二条 世界観の役割


世界観は、主人公を作る。世界観は、主人公および宿命の敵の信念を作る。

二 世界観は、読者の共通認識を作る。

三 第一項、第二項に当てはまらない世界観は、削除する。



◆逐条解説◇


(一項)

物語の中はどんな世界か。どんなものがあって、どんな状況か。

そこから主人公が形作られていきます。

同じように、主人公や宿命の敵が持っている強い意志は、この世界観だからこそ生まれたものです。


(二項)

世界観を提示することは、この作品がどういうものかを読者に伝えることです。誰が読んでも同じような印象を抱くようにしましょう。

世界観は今そこにある事実の集まりですから。


(三項)

主人公を作るのに役に立たず、信念にも関係なく、読者に混乱を抱かせるような世界観は、思い切って削除しましょう。

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