12・・メイズン ストーム

  騎士は、異形を、

そのまま倒し続ける。

 凄い強さだ。


―――そして、異形は消える。


「大丈夫か?」

俺は、そう問いかけられて、我に返る。

そこには、馬にまたがる騎士。


「え!?」

俺は顔を見て驚く。


「メイズン国王!?」

松明を灯し、辺りを照らしながら異形を

探しては倒している。

国王、自ら戦うなんて。


 改めて周りを見ると、そこに多数の騎士が確認できた。

次から次へと異形を倒していく。


 勢いは凄くあっという間に倒してしまった。

俺が唖然とする中。


「マナは?」

俺はキョロキョロして姿を探す。

その時、


「大丈夫だ」

とメイズン王が言う。


「え?」

そこにはマナの姿。


「マナ!」

俺は大声で呼んだ。

無事だった。

ホッとする。


マナはメイズン国王に守られていた。


「無事でよかった」

と俺は言う。

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