112話

「ふーくんおはよ〜、ふぁぁ」

「おぅ、おはよ。めっちゃ眠そうだな」

眠そうに目をこするかわいらしいさくら登場。

「うん、昨日ゲームしてて」

「さくらが遅くまでゲームしてるの珍しいな」

「違うの〜、今日の課題のことすっかり忘れてゲームしてたから課題遅くまでかかっちゃったの〜」

「あー、なるほど。お疲れ。課題は終わった?」

「うん! 難しいから時間かかっちゃった〜」

まぁ今日提出だし、終わってるか。教えてかっこいいとこ見せたかったわ。

「そっか、わかんない時は聞けよ〜」

「うん、ありがと〜! でも、昨日はさすがに日付超えちゃってたからやめたの〜」

あー、俺日付変わる頃には寝てるもんなー。

「あー、なるほど。まぁ時間ある時ならいつでもな〜」

「ありがと〜」

「そうだ、昨日は何のゲームしてたんだ?」

「パズルゲームにハマってて〜、ずーっとパズルと向き合ってた!」

「パズルゲームかぁ、俺苦手だわ」

「あはは、ふーくん苦手そ〜。頭が堅いんだよ〜」

「やっぱそれか」

「いや〜、わかんないけど。私も得意ではないからね〜、好きなだけ!」

「俺もたまにはそういう系もやるかな〜」

「お! 頑張れ〜、後でオススメ教えてあげる〜」

「お、さんきゅうな」

「フレンドになれるゲームなら競えるね〜」

「おぉ、俺の不甲斐ない点数がバレるのか…」

「毎回圧勝しよ〜」

「見てろよ、絶対得意になってやるからな」

「うふふ、負けないよ〜」


朝からパズルゲームの勝敗で争う微笑ましい俺たちでした。

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