第68話

(67話の続きです)


「ふーくんおはよ!」

「おはよ、智は駅にいるって」

「早いね! 私達も行こ〜」

「おぅ」

今日は智のデート服選びの手伝いです。智と久しぶりに遊ぶみたいで楽しみだったりします。さくらもいるし…楽しみます!


「おー! 史人ー! さくらちゃーん!」

「あ、智くんおはよ〜」

「おはよ、智」

「おはよう! 今日はマジでありがと〜、協力頼みます!」

「頑張るよー! ふーくんに任せろ!」

「いや、俺かよ。まぁ、俺に任せろ」

「助かるー!」

俺…オシャレとかわかんねぇけどな…。


「このお店いいんじゃない!」

「んー。智の雰囲気と違うか…?」

「俺の雰囲気ってなんだ? かっこいい服着たい!」

「いや、かっこ良すぎる服は着られてる状態にならねぇ?」

「あー、それはあるな。もっとラフなの行こう!」

「そっかー、じゃああの店行こ〜!」

「お、いいじゃん。入ろうぜ」


「このパーカーどう! 智くんに似合いそう!」

「おぉ、いいじゃん。下はジーパンか」

「そんな普通でいいのかな! 先輩めっちゃ綺麗なんだよー!」

「私はいいと思うけどなぁ。こっちは? ちょっとオシャレっぽいシャツ!」

「あー、デートっぽいな。智何着か試着してみれば?」

「なるほど、着てみるわ!」

そこからしばし智のファッションショーに。

\シャッ/

「どう?」

「んー。ゆるすぎか?」

「そうかも〜」

\シャッ/

「これは?」

「かわいい! 私好き〜」

「かっこいいを求めていたのでは…?」

なるほど、さくらの好きな服…覚えておこう。

\シャッ/

「かっこよくね?」

「かっこいいな」

「んー、気合入れすぎかな?」

\シャッ/

「どう…?」

「めっちゃ似合う!」

「おー、いいじゃん! それがいい!」

「だよな! 俺もこれがいいと思ったぞ。よーし、買ってくる!」

智のデート服決め、無事終了!


「いやー、ありがと! お礼に何か奢るから食いに行こうぜ!」

「そんないいよ」

「うん、悪いよ〜! でも、お腹は空いたからご飯行こ〜」

「え〜、じゃあデザートとかだけでも奢るわ! 何食う?」

「んー。さくら食べたいものある?」

「んー、ラーメン!」

「ラーメン! じゃあ、俺よく行くとこ行こうぜ」

「そうしよ」

−お食事終了−

「美味しかったー!」

「うまかったな、次どっか遊び行く?」

「おぅ、カラオケでも行くかー!」

「行こう行こう! ふーくんも歌わないとダメだよ〜」

「えぇ…」

「よーし、行くぞー!」


歌は苦手ですが…、楽しい1日になりました。

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