甘く濁るスメル

ナイロンロープの首吊り男

死に至るビョーキ

若い頃のボクは、綺麗なオネーサンを見るとすぐに胸が苦しくなりました。

苦しくて苦しくて、いつのまにか股間が腫れ上がり、ニキビの最終段階みたいな状態になってしまっておりました。(事実、指で刺激すると白い液が出ました)


どうにもコレはビョーキなのではないか?いや、ビョーキに違いない!と思い、精密検査を受けてみる事にしました。



で、何科に行けば良いのか思いつかなかったので、看護婦(今って看護士って書かないと晒し首にされるんでしたっけ?)がいっぱいいそうなトコロへイッてきました。



到着して受付を尋ねると、色々と質問をされます。やれ受診時間は何分にするのか?初めての受診なのか?等。更には専属ナースを選んでくださいとアルバムを渡されたのですが、ドッキドキです。いやーん、みんなくぁわいい!えーナニコレ?誰選んでもサイコーじゃん!でもなんでスリーサイズ書いてあんの?あと、下着見エテルヨー。


んー?わかんないけどキミに決めた!ルナちゃん(21歳)可愛いお嬢様系!



ドッキドキー。あ、やっぱり病気だわコレ。スミズミまでよーく見て貰わないと!



「ナイロンさーん」



あ、呼ばれた!はーい!るーなちゃーん!






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いや、自分ナイロンじゃないっス。もう病気治ったんで帰るっス。あ、診察代返して下さいっス。お願いしまっス。









教訓:パネマジに騙される事なかれ

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