第142話
ふふふ、幸せだな〜。今現在、芽衣の家でイチャラブ中だ。取り敢えず、今は平穏な日々を過ごしている。
3年生の激励会で軽音部とコラボすると言ったら頬を膨らまし拗ねられたけど、今は笑顔になったから良かった。
「芽衣、クリスマスデートしようね」
「うん」
「クリスマス、芽衣の家に泊まっていい?」
「うん///」
クリスマスまで先が長いけど、、我慢できるかな。出来れば、2回目…うん?3回目になるのかな?まぁ、、このムラムラはどうやったら治るのだろう。
今すぐ芽衣を押し倒したいけど、芽衣の親が下にいるし流石に無理は出来ない。
「水希、どうしたの?」
「クリスマスまで先が遠いなって」
「クリスマスデート楽しみだね」
「お泊まりもね」
「もう///、、」
「クリスマスまで我慢したほうがいいよね…」
「私は…いつでも、、いいよ」
そんなこと言われたら襲いたくなるし、手がウズウズする…でも、我慢しないともしものことがあるから危ない。
今週、芽衣の家に、、流石に泊まりすぎかな?私の部屋、、は隣にお姉ちゃんがいるし…どうしたらいいんだ!
「水希、しないの…?」
「したいけど…もの凄くしたいけど、、」
「我慢してる?」
「めちゃくちゃしてるー」
「ふふ、可愛い」
芽衣が悪戯っ子みたいな顔で微笑んでくる。その、、一線を超えて以来、芽衣は見た目が大人っぽくなり拗ねることはあるけど性格も落ち着き小悪魔度が100倍になっている。
私の指をにぎにぎして、絶対わざと腕に胸を当ててるでしょ!これは意地悪すぎるよ。
(♫〜♪〜♩)
私は何の音も聞こえない。携帯に着信なんて来ていない。今、私の中で天使と悪魔が相撲をとっていて取り込み中だ。
張り手が炸裂して悪魔がもうすぐ勝ちそうなの!だから、最後まで応援させて!早く音鳴り止めー、うるさいから!
「水希、ずっと鳴ってるよ…?」
「聞こえない、知らない!」
「でも…あっ、さわちんから電話来た」
くそ!私が出ないから芽衣に電話を掛けるなんて…空気を読んでよ。出れない理由があるから出ないのに、酷いよ!
芽衣が電話に出た瞬間、天使が逆転勝ちした。くそ…悪魔に地獄の特訓をさせてもっと足腰を鍛えさせないと。
「もしもし、さわちん。どうしたの?うん、分かった。水希、さわちんから電話だよ」
「さわちん…、、何?」
「水希、電話に出てよ!」
「出たじゃん!」
「ねぇ、芽衣のネックレスいくらした?」
「税込で20000円」
「マジ!?」
「うん」
さわちんにわざと嘘の値段を教えてやった。天使と悪魔の相撲の邪魔した罰だ!本当は16500円だけど、知らないもん。
ただ、優しい私が一言アドバイスしてあげるとしたら…芽衣が隣にいるからこの場では言えないけど、裸+ネックレス…超絶ヤバいからね!吐血するレベルだよ!
「お年玉、前借りしようかな…」
「さわちん、頑張れ」
「水希…今度2人で会える?」
「何で?」
「色々、アドバイス欲しい…」
「ネックレスの?」
「色々!」
色々…これは幅広い色々でいいのかな?さわちん、未来ちゃんの為に勉強してるんだね。
でも、私もあの日以来してないし…上手くアドバイス出来るかな?
「今日、ちょっとだけ進んで途中パニックになった、、」
「はぁ?だから、早いって!私なんて3、、明日、話し合おう…」
「分かった、助かる」
さわちんの手の早さには驚くよ。未来ちゃんも絶対戸惑ってると思うよ。私なんて、やっと付き合えて本当だったら人生最高潮の時、芽衣に手を握るの避けられどれだけ落ち込んだか。理由が分かったらよかったけど。
「水希、さわちんとの電話終わったの?」
「うん」
「落ち込んでたけど大丈夫だった?」
「自業自得だよ、シミュレーションは何度もしないと」
「シミュレーション?」
「あっ、、何でもない」
家に帰ったら、さわちんに私が勉強したサイトを教え、アドバイスのまとめを作ろう。これは未来ちゃんの為でもある。
そして、キーボードの練習しないと…ごんちゃんの作った作詞作曲の曲はテンポがいいから大変だよ。
それに、、もう1曲のバラードは私に作詞してとか言うし!無理難題すぎる!
やった事ないものを急にしろって言われて出来るはずないじゃん。2曲覚えて、1曲は作詞…地獄だ。
最近、頭をフル回転しすぎてお疲れモードだし作詞が全く進んでない。今週中に書いてって言われてるけど厳しすぎる。
これって、5000円じゃ割りにあわない気がしてきた。歌うのは2曲だろうなとは思っていたよ。でも、2曲+作詞はブラックすぎる。
作詞ってどうしたらいいのか、ごんちゃんに相談したらやる気!って適当な事言われたし(マジ恨む!)当てにならない。
「芽衣ー、、癒して〜」
「水希、子供みたい」
「よしよしして」
「よしよし」
「へへ、元気出た」
芽衣、頑張るからね。最高のクリスマスを迎える為にお金を稼ぐから。今日は10円チョコを贅沢に2個食べてエネルギーチャージだ。
ごんちゃんに語彙力ない私に作詞させたことを後悔させてやる!
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