第35話
あれから3日経った。
アルティマさんから聞いた話によるとあの生物は自分たちの言うところの悪魔で宗教とは無関係な存在だが神たちを邪魔する存在という意味では同じらしい。
女神を運営とするなら悪魔はクラッカーやハッカーと言った存在のようで、四次元世界に置いてプレイヤー、俺たち転生者を呼べるのは女神だけとのことだがそれを掻い潜り送るものたちが悪魔いるためだ。他にもファイアーウォールのような存在として天使がいるらしい。
そして他にもバブル侯爵の町屋敷で爆発事故が起こったらしい。原因はタバコの火の不注意ということにされているが多分、俺が最後に送った爆弾の仕掛けが作動したものだろう。それでバブル侯爵本人は死亡、そして翼を持った人型の魔物が見つかったと新聞には明記されている。
俺も俺で大変なことが起こったんですよ。なんと異世界転生の作者が小さい頃から書き始めたはいいけど成長させるまで書くのめんどくさくなったときの奥義、*勝手に成長させる*。つってもスキルが暴走したから一種の呪いってことにされたんだけどね。おかげさまで15歳くらいまで成長しましたよ。あとでステータスも測ったんだけど6(15)っなってて身体は中坊、頭脳は子どもになってるんですね。
ここで一つ問題が発生してしまったんですよ。なんか俺、今から結婚するみたいです。しかも、2人。いやーめんどくさい。
1人目は公爵令嬢のミーシェル・ガレリア・クロリアスさん。彼女はもう18歳だそうであの馬鹿兄貴との婚約は破棄されたため15の俺は政治的な意味やパーティーでの騒動を鑑みると納得。
続いて2人目はデーヴァ伯爵の娘さんでパーティーで会った子ね。これもある意味納得できる理由はあるんだけど、領地を任せるわけだし結婚して父親が上から監督する感じに父上はしたいんだろうね。
そしてね、俺は正しく立たされているんですよ。魔法使いになるために必死こいて守っていたモノを奪われるための処刑台に。
所謂結婚前の辞令みたいな者って父上は言ってたけど中身6歳で生々しいもの教える家庭はどうかしてると思う。まあ前世と合わせるなら30余裕で超えるけど。
んでそのお相手もちょっとアレ。バブル侯爵の娘さんなんですね。名前がねエリーナ フォン バブルさん。
「王子、我が父のことはお気になさらず。アレはこの国では害にしかならない存在です。私も父が死んでくれて済々しております。私も初めてですが精一杯頑張りますのでご了承下さいませ。」
「なんで済々してるの?」
普通は悲しむものだけど。
「まあ、この国の国民性とは大きく違う性格でしたし何より他者を見下すことを好む輩でしたので死んで悲しむ者もいないでしょう。自分の意見をいくら貫こうと他者を見下す意見は我が領民ですら反乱を起こしかねない状況で娘の私でさえ見限っていたのですから。」
イタリア系の国民性なのね。
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