第34話
「何奴!」
皆も出現した存在を認識して一斉に動き出す。
「ち、雑魚どもがまとめて死ね!空間悪魔法”喰魔”」
魔力のスタンドたちが吸収されそうになったのでこちらも受けて立つ。
「【エレトッリクイグニッション 紡げ エレトリックワーカー】」
空間を電磁力を纏わせた魔力がそこら中に渦巻き他の人たちを防御しながら金属を持ち上げ悪魔を攻撃していく。
「なんだとコイツ魔力が魔術の領域を完全に超えている。まさか、魔王?いやでもあり得ない。あれは伝説のハッカーが創った再興作品のはず、転生者のコイツが使えるはずが……ち、今は考えてる暇はねえずらかるしかねえ空間魔法”リニアジャンプ”」
悪魔は俺の攻撃を全ていなすと空間のゆがみを作りこの場から去っていく。
「【ライフダイナマイトイグニッション】」
だが俺もタダで返すほど甘くはない。拠点ごと吹き飛んでもらうぜ。即興で創った敵の生命をダイナマイトにして導火線のように徐々に生命を喰らい一気に爆発させる。いい魔術を創ったもんだぜ。
その頃、悪魔の転移先では
「あのクゾカキ絶対潰す。」
悪魔はある貴族屋敷に来ていた。悪魔が転生させた存在がこの屋敷の当主だからだ。
(カカカ、女神の野郎を邪魔するために呼んだがまだまだ役に立って貰うぜ。)
「む、貴方は神様、何故ここに?転生後は未干渉と仰っておりましたが。」
「ああ、佐藤…っと今はバブル侯爵だったな。今回お主に頼みがある違法ルートで転生した者がいるらしくてな。」
「なんとそれは悪行な者がいた者ですね。してその者の名はなんと。」
「転生前の名前は釜田 歩、この国の第九王子だ。」
「なんと彼奴が生きているのですか!しかもその名は他に知る者が居なければ私の元部下です。」
「お前確か吹奏楽で有名な学校の近くに住んでいただろう。今回の召喚者の範囲に入ってしまった奴しかできねえのさ。」
この佐藤という男はいじりだと思っているいじめをやっていた人物の一人だった。アレンは釜田時代がこの経験押し付け野郎をよく思っておらず生理的に受け付けないくらい嫌な人物であった。魔力もそれに呼応し確実に殺すくらいの爆破をする威勢で導火線が加速して行く。
「そうでしたか私が奴めを抹消して見せましょう。」
この男もまた日本人の感性でいた。自分では手を汚さなければ関係ないという悪しき感性の。
「頼むぞ。」
その言葉彼らの最期の言葉に彼らは爆死した。
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