冷徹☆ちぇりーみるく

*登場人物 

偉い人・・・人なんかいくらでも消せる人。年齢・性別自由。〇〇には自由に名入れすること。性別による言い回し変更OK。

側近・・・へまをした50代くらいの熟年男性。家族を愛している


*以下、本文


場:偉い人の部屋。偉そうな調度品に囲まれ、バッハのなんか適当な曲が流れている。


側近「(震える声で)すべての責任はこの私にあります」


偉い人「その通り。事実確認はもういい」


側近「〇〇様……」


偉い人「気安く呼ぶな。私のことが気に入らないんじゃなかったのか? 随分と私の顔に泥を塗ってお楽しみだったようだが」


側近「……決してそんなことは」


偉い人「私は君の行為に失望したし、ストレスも感じた。その代償は、君でなく君の美しい細君とお嬢さんに求めてもいいな」


側近「それは……!! どうかお慈悲を!! 私の命で済むものなら」


偉い人「(被せて)50代の脂ぎったおっさんの命なんぞ要らん!!」


側近「どうか! どうかチャンスを!! なんでも致します!!」


偉い人「なんでもする、か?」


側近「はいっ!!」


偉い人「……ではチャンスをやろう」


側近「何なりと!」


偉い人「では今この場でpixivユーザーになれ」

 (※pixiv以外でも、カクヨム、なろう、spoon、ツイキャス、つべその他なんでもOK。ただしskebやofuse、skimaなどの金銭授受が目的のSNSは不可)


側近「は?」


偉い人「そして、漫画とイラストを投稿しろ。とびっきりファンシーでスウィートな美少女ものだ。もちろんオリジナルしか許さん」

  (※漫画とイラスト以外でも、オーディオブック、女装動画など前述のプラットフォームに合わせて変更すること。ただしバ美肉Vtuberの場合、『ボイスチェンジ不可、自分の声でやれ』という)


側近「は?」


偉い人「本日から半年で、『あなたが神か』『色彩の魔術師』云々、崇拝系タグを20種以上他のユーザーからもらえ。そしてブクマ数MAX十万オーバーとフォロワー数一万オーバーしろ」

  (※アドリブで選択した投稿プラットフォームに合わせて表現・数値を変えること)


側近「は?」


偉い人「そして二次に比較して売れ行きがかなり厳しいという評判のコミティアで一万部以上自作冊子(※オーディオブックCD、自撮りグラビア集その他変更OK)を売れ。作成は業者に頼むな。完全ハウスメイドでやれ」


側近「は?」


偉い人「R18での集客は許さない。ただしSNSは自由に使って構わん。ハンネは(☆の部分にはガーリーなきらりんSEを入れて)『ときめき☆チェリーみるく』で。これ以上クッソダサい名前は思いつかんかったから、すまんがこれでやってくれ」


側近「は?」


偉い人「達成できなければ、君のご家族は……どうしようかなあ、いろいろと楽しませてもらおうか。ははははは」


側近「……そんな、そんなのって……あんた、鬼か!」


偉い人「鬼だったら、なんだ?」


側近「いえ、……どうかお許しくださいませ。やります……やらせてください」


偉い人「では、君にはこんなところで油を売っている時間はあるのかな?」


側近「はい、すぐに取り掛かります……失礼いたします(すごすごと退出)」


偉い人「(側近の背に向かって)せいぜい頑張れ! あははははは」



  SE:適当なジングルで時間経過を示す


側近「(一生けん命美少女ボイスを出しているおじさんの声で)半年後」


  SE:さっきのバッハの曲を流している。新聞などの紙束を床にたたきつける音


偉い人「あ、…あいつ、やりやがった!!」

偉い人「(怒り狂って)しかも、そっち本業にしてこっち辞めやがった!! ああああむかつく!!」



  ――終劇。

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