さらなるアナルを求めて

「くそっ!俺はどうすればいいんだ…!」


中学二年生の夏、俺はある事に悩んでいた。

それはーーーアナルがもう拡張出来ないということ。それは俺にとって死と同意義の事だった。


「俺にっ…俺にはっ…!!!こんなにもアナルティクスゼイアンの才能がないのか!?」


俺は誰よりもアナルを愛していたのにっ!それなのに……アナルに裏切られるなんてっ!


「アナル神!俺が何をしたって言うんだっ!俺はただアナルを…アナルを愛していただけなのに…どうして.........」


俺はアナルに絶望した。…いや、アナルに絶望したのではない。自分に絶望したのだ。

アナルティクスゼイアンの器じゃない俺に。


「これから俺はどうすればいいんだ…」


と、その時、部屋のテレビからアナルティクスゼイアンの響選手がインタビューをされている所が映し出されていた。

アナルティクスゼイアンの響選手は中学生の頃一度、挫折したことで有名なプロ選手だ。


「ーーー僕は亜奈瑠あなる高校に行って全てが変わりました。決してアナルに力を入れている学校ではありませんでしたが、アナルを愛する者達で部を作り、アナルに励みました。そしたら自然とアナルが受けいれてくれ今まで行かなかった所まで広げれたんですよ」


その言葉を聞いた瞬間、俺の中に電流が走った。

ーーーそうだ。一人じゃできないこともみんなでやれば出来るじゃないか。


俺はその日進路を決めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あなるたくすぜいあん もつなべ @Motunabe1214

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る