第161話ラズは元締めを抱きたい!!
無事に任務完了。
俺もそれなりに頑張った!!
元締め、いや
人生2度目の2人っきりの夜。
疲れている。だがムラムラする!!
「あーー!!!疲れたなー!」
部屋のソファは結構大きめでゆったり4人がけくらいの大きさ。憂炎はその真ん中にドカっと座り込んだ。
「お疲れ様でした。」
俺もその隣に座る。
短髪の黒髪、鋭い目付き。
本当にカッコイイ。
「ラズもお疲れ。」
優しく頭を撫でられる。
それ・・キュンキュンしますって。
「ゆ・・憂炎も。」
俺も髪を撫でる。
「何か照れるな。」
クスっと笑い俺の肩にそっと寄りかかってきた。
ドキドキ・・。あーもー。どうしよーう!
手出したいし。抱き締めたいし。
押し倒したい!!
「風呂入るか。」
「あっ。そうっすね。はい。」
モタモタしていたら憂炎は立ち上がってしまった。
「どうした?入るだろ?」
「へ?」
憂炎が手を伸ばす。
一緒に?
「はっ。はい!」
一緒に風呂。一緒に風呂。一緒にふーろー!!!
完全に主導権は握られっぱなしな感じが否めないが。入る!!
「おー。助かる。バスローブあるぜ。」
「寝る時はそれが楽っすよね。」
着替えも取りに行っていない俺達は戦闘衣装のままだった。
服は浄化すれば良いが楽な格好で寝るに限る。
脱衣場で脱ぐ。
俺、真っ裸を見るのは初めてだ。
駆除屋でも一緒に風呂に入った事無かったし。
「何、見とれてんだよ。」
ゲラゲラ笑いながら俺の胸筋に憂炎は触れてきた。
「ラズも良い体つきになったな。」
「鍛えてますから!」
背も伸びたしなあ?と言われてまだちょっと子供扱いなのが少しショック。
出会った時はまだ未成年だったし。
あれから身長も伸びて憂炎と変わらなくなった。
部屋に備え付けの風呂は思ったより広くゆっくり2人で入れる湯船があった。
「ラズ?」
「はっ。はい。行きます!」
言葉使いが抜けねぇ。
恋人同士なのに敬ってしまいたくなる。
「シャワーも2つあると良いのになあ。」
そう言いながら憂炎はシャワーを浴び始めた。
綺麗だ・・。
カッコイイけど何処と無く色気があって。
「俺に洗わせて下さい。」
ムラムラ全開!!!
「うぉっ。まじか・・。あっ・・ちょっと・・・。」
軽く抵抗されたけど完全に照れている顔。
優しく触れていく。
「憂炎・・。好きだ。」
嬉しい。身体に触れるだけで幸せだ。
優しく身体中を撫でながら抱き締めた。
「ラ・・ラズ・・・。」
その赤い顔は風呂の熱気でじゃ無いっすよね?
顔を近づけて。優しく唇に触れた。
幸せ過ぎる。
「キス。良いな。もっとしたい。」
憂炎がフフっと笑い抱き締め返して来る。
やばい止まらないかも。
甘いキス。
舌絡めたい。沢山味わいたい。
まさか初エッチがお風呂とは・・・・。
「憂炎。好き。」
チュっと優しくキスをする。
俺の大好きな元締め。
「ラズ・・。」
憂炎は潤んだ目で俺を見詰める。
「俺も。好きだよ。」
さっきまで喘いでいたのに。こういうセリフは男前。
風呂も上がり少しソファで寛いでからベッドに入った。
勿論、一緒のベッドだ。
「なあ?ラズ。」
「はい。」
憂炎がニヤっと笑い俺を見詰める。
「気持ち良かった。お前、最高。」
そう言って少し顔を赤くして強引に俺に腕枕をさせて胸に顔を埋めてきた。
「憂炎も。その最高。」
俺も照れる。
抱き締めて眠る幸せ。
ずっとこれからも。
俺も!結婚を考えよう!
そんな事を考えながら眠りについた。
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