一歳になりました。

転生令嬢、一歳になった。

とうとう私も、一歳になりました。


ハイハイも出来るようになりました。


今日は、私の誕生日です。

とても楽しみで、ワクワクします。


「さあ、今日はライラの誕生日だ。皆、盛大に祝ってあげよう」


お父様が言いました。


今、私達家族は食卓にいます。

大きいテーブルには、豪華な料理がズラリと並んでいます。凄く美味しそうです。


「ライラの一歳の誕生日を記念して、乾杯!」


「「「乾杯!!」」」


お父様の合図で乾杯すると、それぞれ料理を取って食べ始めました。


私?私は勿論、ミルクと離乳食です。

早く五歳になりたいです。


「は〜いライラちゃん、私からのプレゼント。受け取ってね」


お母様は、そう言ってプレゼントを渡してくれました。プレゼントは、もふもふした可愛い兎さんのぬいぐるみです。


「おかーしゃま、ありがとうごじゃいましゅ。とてもうれしいでしゅ」


あの時と比べて、かなり言葉を上手く喋れるようになりました。おかしすぎですよ。


「はうぅ、可愛い。さすが、我が家の天使」


お母様の親バカは、放って置いて、次のプレゼントは何でしょうか?


「それじゃあ、私からはこれをプレゼントしよう。気に入ってくれると嬉しいな」


お父様からは、可愛い薔薇の髪飾りを貰いました。


「おとーしゃま、ありがとうごじゃいましゅ」


「どう致しまして」


お父様、頬が緩みまくりです。


「僕らからは、これだよ」


「ライラに似合いそうなのを選んだんだ。

お守りとして使ってくれ」


お兄様達からは、綺麗なライトブルーの指輪を貰いました。


「おにーしゃまたちもありがとうごじゃいましゅ」


「「可愛いすぎて死にそう」」


お兄様達、流石にそれは駄目でしょう。

命は、大切にして下さい。

私の家族の親バカは、何年経っても治らないみたいです……。



その後、何やかんやで使用人さん達からも様々なプレゼントを貰いました。


……すっごく疲れた。






____________________

主人公の呼び名

ギル、ジル、カイ→ライラ

リリィ→ライラちゃん 

マイナ、使用人→ライラ様、お嬢様


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