転生者の冒険譚
駄犬クロ
第1話
目が覚めたらそこは知らない森の中だった。
「何処だここ?」
空は明るみ始めたばかりなのか少し暗い。
辺りを見回してみたが周りに何かがいる気配は一切しない。
とりあえず自分がどうしてここにいるのか思い出してみよう。
「あれ?何も思い出せない?」
どうしてここにいるのか、どうやって来たか思い出せない。
ただそれ以外は覚えている。
自分が坂本優樹であること、自分が今17歳であること、都内の高校に進学していたことなどなど。
…どうしてこうなっているのか思い出せず逃避行気味になってきたので現状確認に移る。
服装は休日で出かけていた為見栄えがいいラフな格好、持っていたのはショルダーバッグの中にペットボトルのお茶と財布、スマートフォンに偏頭痛持ちなのでバファ〇ン、怪我用の絆創膏が3枚とさっき買ったサイダーとミントのミ〇ティアが1つずつとレジ袋だ。
「とにかく道を探して村でも街でも見つけなければ俺は死んじまうな。ポケットの中は空だし。」
どうして何も思い出せないのか気になるが水と食糧を確保しなければやばい。そのため水と食糧を確保しつつ道を探すために優樹は歩き始めた。
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