第199話 わたしの名前は

 アデミーヴによる闘気の刃とリュウヤの鎧衣紡プロメティア・ヴァイスの激突は、互いの力が反発しあって凄まじい衝撃波をつくりだし、プリエネルやバハムートをはじめとして、半径十数キロ圏内にいる者を吹き飛ばすほどの圧力を持っていた。


『テトラさん!』


 共に行動していたリンドブルムがバランスを失ったのを見て、ルシフィは急いで転進した。

 衝撃波の影響はリュウヤを追っていたルシフィたちにも及び、テトラを背に乗せたリンドブルムははるか後方に押し流された上、バランスを失ってひっくり返りそうになっていた。ルシフィが咄嗟とっさにテトラの腕を掴んだから背に乗ったままでいられたものの、そうでなければ転落していたかもしれない。


“す、すみません。テトラさん!”

「まあ、なかなかこう……、スリルあったわよ」


 謝るリンドブルムにテトラは努めて明るく笑ってみせたものの、さすがにかなり動揺したらしく、テトラの顔は青ざめ、額に浮かんだ大量の汗をしきりに拭っている。


『ホントに大丈夫ですか?』

「私の心配している場合じゃないでしょ」


 ルシフィが尋ねた時には既にテトラは気を取り直し、リュウヤたちがいるはずの方角の気配を探っている。鎧衣紡プロメティア・ヴァイスは元々が魔力を増幅させるエネルギー装置であるだけに、高エネルギー同士が激突した時の衝撃も凄まじく、うかつには近づけそうもない。


「周りには誰もいない。あとは、リュウヤ君とセリナさんがどこまで出来るか……」


 信じるでも任せるでもなく、どこまで出来るか。

 テトラの独白はルシフィの耳にもいささか冷たい言葉のようにも聞こえたが、考えてみれば自分も『頑張れ』という言葉しか出てこなかった。アイーシャを斬ると覚悟した者には、願望にすがるような台詞を口にはできないのだろうと、ルシフィは無言で頷くしかなかった。

 テトラたちが見据えるはるか先では、衝撃波の源であるアデミーヴとリュウヤたちも力に耐えきれず磁石の同極同士を合わせたように、お互い数十メートルほど弾き飛ばされてしまっていた。


「待て、アイーシャ!」


 衝撃波で粉砕された岩の破片が飛び交う中、リュウヤは退こうとするアデミーヴを目にしていた。リュウヤは追おうとするが、アデミーヴは熱いものに触れたように、びくっと身体を震わせて背中を見せて退いていく。

 たじろぐアデミーヴの鼓膜に、プリエネルの怒声が揺るがしてきた。

 主の姿を求めると、魔王軍の大砦があった場所にプリエネルは退避している。無愛想な玉座に鎮座ましているように、アデミーヴを睥睨している。


“何故退くか!私を誰が護るというのだ。奴らは敵だぞ!”

「……了解。マスター


 アデミーヴは身をひるがえし、自分を見上げているリュウヤとセリナに向き直った。しかし、アデミーヴはそこから進むことができない。蝶の羽根から生じる淡い光に、アデミーヴは警戒して動きを止めていた。光は人の形をしていて数にすれば十数はある。それらがリュウヤたちを取り囲んでおり、その中心でリュウヤとセリナは肩を抱き寄せ合いながら、じっとアデミーヴを注視している。


「……お前たちは、わたしの心をかき乱す」


 アデミーヴは手のひらをリュウヤに向けると、眩い光球が生じた。


「アイーシャ、もうやめて!」

「大丈夫だ。心配するな。当たらない」


 叫ぶセリナにリュウヤは囁くように言うと、セリナを抱き締める腕に力がこもった。その意味が腕から伝わったようにセリナは強い眼差しをアデミーヴを向けた。


「う……」


 心の鼓動が異常に早い。息が荒く呼吸も乱れている。全身から汗が大量に噴き出し、目の中に流れ込んでくる。

 何故こうも自身の身体が異常をきたすのか、アデミーヴにはわからなかった。しかし原因と解決する方法は数十メートル先にいる人間を駆除すれば済むことはわかっている。武器も持たずに無防備な上、アデミーヴにとっては目と鼻の先といった距離で、駆除など苦もない作業なはずだった。

 しかし、リュウヤ・ラングとセリナ・ラングを前に視界がぼやけ、照準が定まらない。心拍音が耳をろうし、手が震えていた。


「うあああああっっ!!」


 アデミーヴは吼え、光弾をリュウヤたちに向けて放った。だが、リュウヤたちは身じろぎもしない。光弾はリュウヤたちを逸れ、無人の荒野に着弾した。猛烈な爆風が背後から吹き荒れるが、リュウヤとセリナは微動だにせず、アデミーヴを見据えている。


「これまでの半分の威力もない。俺たちの声が届いているんだ。お前の心に」


 ――カエロウヨ。


 リュウヤたちを囲んでいた芒洋の光は、いつの間にかアデミーヴの傍に近づいていた。光ははっきりと人の輪郭をつくりだし、年端もいかない子どもたちがアデミーヴの手を取っている。どこかで聞き覚えのある温かな声……。

 どの顔も知っている顔ばかりだった。マスターによって与えられた知識や情報とは明らかに違う光景が浮かんでいる。

 草原を一緒に駆け、ある時は掃除をしたり、机に並んで勉強もした。怖いことが起これば、寄り添い励まし合っていた。

 あれはどこの記憶なのか。


「あなたの心は消えてない。あなたはアイーシャ・ラング。私たちの娘よ!」

“惑わされるな、アデミーヴ!”


 セリナの言葉を遮るように、プリエネルから放たれたアルドの怒声が、思念波によってアデミーヴの脳を揺らし、アデミーヴは目が覚めたように光を振り払ってその場から離脱した。だが、リュウヤとセリナはそのまま直進してくる。


「来るな……、来るなあ!」


 アデミーヴは次々に光弾を放つが、どれもリュウヤたちから外れて地上へ落下していく。爆発によって火柱が立ち上り炎がリュウヤをセリナを照らした。


「やっぱり聞こえているんだな。この声が」

「……」

「アイーシャ聞いてくれ。この声が誰かわかるか」

「……」

「聖霊の神殿で一緒に過ごした友達の声だ。グランやレナやミーシャたちの声だよ!」

「リュウヤさん、まさか……」


 目を見張るセリナに、信じてくれとリュウヤは大きく頷いた。


「“鎧衣紡プロメティア・ヴァイス”を通じて感じる。みんなの意思がここに集まっている」


 鎧衣紡プロメティア・ヴァイスは持ち主の思惟を感知し複雑に変化する魔法の鎧。操るには研ぎ澄まされた精神力を必要とするが、激戦を重ね極限まで高められたリュウヤの精神力は、鎧衣紡プロメティア・ヴァイスの性能をさらに引き上げていた。

 おぼろ気だった声を集中すると、はっきりと肉声のようにリュウヤの耳にも届く。


「アイーシャ、みんながお前のことを想っている。お前にもわかるだろう?」


 グラン。ミーシャ、レナ。……誰だろう。聞き覚えのある名前。

 何故か胸が締め付けられる。アデミーヴは意識の底に沈んだ記憶に触れようとした時だった。“馬鹿者”と、アルドの声が思念波に乗って頭の中で鐘のように鳴り響き、アデミーヴは苦悶の表情を浮かべて頭を抱えていた。


“悪魔に耳を傾けるな、アデミーヴ!たとえ仲間だとしても、奴らはお前が始末した。身を滅ぼされて、お前に怒りや憎しみを抱かないはずがない。悪魔の誘惑に乗るな!”

「アンタは人を馬鹿にするのも大概にしやがれ!」


 鎧衣紡プロメティア・ヴァイスがプリエネルから流れる思念波を感知すると、リュウヤの叫びとともにアルドが送る思念波に割り込んできた。

 鎧衣紡プロメティア・ヴァイス機神オーディンのシステムを応用し小型化したもので、基本理念は機神オーディンと同じである。

 相手の思念波を感知出来れば、今のリュウヤにとって割り込むのはそれほど難しい作業ではない。


「アイーシャがアンタに利用されているなんて、誰だってわかっているんだ!」


 リュウヤの怒りの籠った声はアデミーヴの心に響き、アデミーヴはリュウヤの怒号に怯えたように、光弾を撃ちながら後退していく。これまでの光弾とは異なり、出鱈目な攻撃のために、かえってまぐれでも当たりかねない。

 リュウヤは次々に迫る光弾を慎重にかわしながらアデミーヴへと突進した。


鎧衣紡プロメティア・ヴァイスは人の思いを伝えてくれる。この声はみんなの真実の声だ」

“何が真実かね”


 リュウヤの耳に、アルドのせせら笑う声が聴こえた。


“君はその機械で、幻聴を聞かせて惑わしているだけだろう”

「アンタは今までそうしてきたんだろう。だけどな、鎧衣紡プロメティア・ヴァイスはみんなの想いを感じ、伝えることができる。だからこそ、みんなの声がアイーシャの心にまで届いているんだ」

“この期に及んで、ふざけたことを言う”

「信じられないなら、大人しく見ていろ」


 リュウヤが突き放すような思念を送ると同時に、セリナの叫ぶ声がリュウヤの耳朶を打った。


「アイーシャ!」


 セリナが思わず伸ばした手を、アデミーヴはじっと見つめている。

 覚えがある。

 いつもすぐそばにあった手。

 いつもその手を握り並んで歩いた。水仕事で肌が荒れ、悩んでいたが、優しさや温もりを感じる細く美しい手がそこにある。 


 ――ホラ、テヲノバシテ。


 子どもたちの声とともに、光がアデミーヴの身体を包んでいる。傍らには子どもたちが微笑んでいる。

 光に促されるように、アデミーヴの小さな指がピクリと反応した。


「まずいな」


 プリエネルの中で、アルドは舌打ちしていた。

 リュウヤがほざく真実などどうでも良かったが、アデミーヴの精神はひどい乱れをみせているのは事実として存在している。このままでは少なくとも戦意を喪失し、使い物にならなくなってしまうとアルドは焦っていた。プリエネルの修復も満足では無い状況にある。アデミーヴにはまだまだ働いてもらわなければならない。


「リュウヤ・ラングと、セリナ・ラングの始末が先だな」


 トゥールハンマーはまだエネルギーが充分で溜まっていない。それに今撃てば、アデミーヴまでも巻き込んでしまう。


「……やむを得んか」


 トゥールハンマーの照射が更に遅れてしまうが他に手段がない。それに、アデミーヴの周りにはリュウヤとセリナの他に誰もいない。今、アルドが望むものはリュウヤたちがいる足下の地に散らばったままだ。

 この距離ならバハムートやルシフィも間に合わない。アルドはシステムを切り換えて、トゥールハンマーのために集めたエネルギーを自己修復へとまわした。

 そしてエクスカリバーを介しエネルギーを送ると、荒れ果てた地表からは無数の細かな光の粒が空に向かってふわりと上昇し、やがて一ヶ所に集まりはじめていく。南西の渓谷付近まで流されていたバハムートは集まる光群に気がついて竜眼で探ると、あっと声をあげた。


“あのミスリルの欠片……。聖魂カブロンか!”


 バハムートがその正体を察した時には、既に聖魂カブロンは元の姿に戻って虚空に躍り上がっていた。聖魂カブロンはリュウヤたちを噛み砕かんとばかりに、鋭い五本の爪を向けてくる。まるで餓えた野獣のように見えた。


『リュウヤさん、後ろ!』

“リュウヤ、逃げろ!”


 ルシフィもバハムートも同時に叫ぶが距離が遠すぎる。気がついていないのか、リュウヤとセリナは聖魂カブロンから背を向けてアデミーヴを注視したままでいる。


聖魂カブロン、リュウヤたちを排除しろ”


 リュウヤは後方に現れた聖魂カブロンに気がついていない。リュウヤとセリナさえを除けば、アデミーヴは二人の呪縛から逃れられる。

 精神が安定すれば、また元のように戦えるはずだ。次は幻覚幻聴に惑わされないよう、再教育を施さなくてはと、アルドは思念を聖魂カブロンに送る一方でそんなことを考えていた。

 アルドが聖魂カブロンで攻撃を仕掛けようとした時、アデミーヴの周りから幾つもの淡い光が聖魂カブロンを駆け抜けるのが見えた。


「今のは子どもか……?」


 形はぼんやりとしていたが、あれは確かに人の姿をしていたと思い出すと、アルドの身体に悪寒がはしった。

 人の姿をした光たちが聖魂カブロンの身体を駆け抜けていくと、電流でもうたれたように身体を強張らせ、やがて糸が切れた人形のように地上へと落下していった。


「何だ、何が起きているというのだ!どんな魔法を使ったんだ」


 アルドが愕然として叫ぶ中、リュウヤとセリナはアイーシャの名を呼び続け、その距離は数メートルにまで接近していた。


「みんなで家に帰ろう」

「この子もあなたを待ってる」

「この、子……?」


 ――オネエチャン。


 アデミーヴの心に、また声が響いた。

 声はセリナから聞こえてくる。正確にはセリナの下腹部辺りからだ。

 アデミーヴが注視する内に、セリナのお腹に小さな光が瞬いた。アデミーヴの目にだけ映る小さく温かな光。命の光。確かにこの光も以前に感じた。


 ――オネエチャン。


「オネエ……チャン」

「そうよ。あなたはこの子のお姉ちゃんになるの」

「わたし……オネエチャン?」

「そうだよ。誇らしげに言ってたよな。お母さんもよく手伝うようになって」


 ――わたしお姉ちゃんになるから!


 いつの声なのか、アデミーヴの中で、自分の声が弾けた。自分の音声の波長と合致するが、まるで別人の声ようにも思えた。

 わたしの名前はアデミーヴ。だが、別の名前があった。オネエチャンと呼ばれていた頃はその名前はずだ。


「わたしは……わたしの名前は……」


 暗い闇の世界で言うなと誰かが叫んでいる。自分をアデミーヴとさせた黒い影が自分を呼び止める。しかし、温かなものがアデミーヴの頬に触れ、振り向くとそこには優しく微笑むセリナとリュウヤの顔がそこにあった。


「あなたの名前はアイーシャ・ラング。この子のお姉ちゃん。私たちの大切な娘よ」


 セリナの指先がアデミーヴの頬に触れていた。アデミーヴの小さな指がセリナの指を包むように握った。

「わたしのなまえは……」

 そう。この名前。


「わたしの名前は、アイーシャ……ラング……」


 刹那、アデミーヴの全身が発光し、身を纏っていた甲冑が身体から外れていく。耳障りで甲高い悲鳴のようなものが響き、甲冑とともに黒煙のようなものがアデミーヴだったもの――アイーシャ・ラング――から抜け出ていった。


“あれは……”

「……ルシフィ君、ティア君、行くよ!」

『はい!』


 響き渡る絶叫と立ち上る黒煙の邪悪な気配をいち早く察知し、テトラはルシフィとリンドブルムを促して黒煙に向かって疾駆していた。

 リュウヤ・ラングは危険を顧みず、信じがたいことをやってのけた。今度は僕たちが彼らを絶対に守りきらなければ。


「それにしても、リュウヤ君たち、何か特別な力があるのかしら?」

『そりゃあ、あるにきまっているじゃないですか!』


 鎧衣紡プロメティア・ヴァイスの働きが大きいにしろ、リュウヤの言う通り呼び掛けてアイーシャを解放した。自分にはとうてい真似できるものではない。

 凄まじい風圧に耐えながらテトラが大声で言うと、ルシフィも大声で返してきた。

 ルシフィの声はとても明るい嬉しそうに笑っている。

 瞳が潤んでいる様子から、よほど感情が刺激されたらしかった。


『……だって、家族なんですよ!?』


  ※  ※  ※


「アイーシャ!」


 光が消え、落下しかけたアイーシャの身体をリュウヤが咄嗟に抱き締めた。

 アイーシャはリュウヤの胸元に顔を埋めたまま、小さくなって震えている。


「どうしたの?身体痛いの?」


 すでに血は止まっているが大怪我をしていたはずで、セリナが心配そうにアイーシャの肩を擦るが、埋めたまま首を振った。もしかしたら、これまでのことを覚えているのかもしれないとリュウヤは思った。

 この子は重すぎるものを背負わされた。こんな小さな身体で。傷だらけになってまで。一生、背負って生きていかなければならない。


「アイーシャ、今は何も言わなくていい。ただ、みんながお前のことを想っている。それだけは覚えていてくれ」

「……うん」


 消え入るような声で、アイーシャは小さく頷いた。


「今は生きよう。まだ、戦いは終わっていないんだ」


 リュウヤが空を見上げると、セリナもアイーシャも促されるように空を見上げた。そこにはアイーシャから離れ、バラバラに外れたはずの甲冑が黒煙とともに集結し、人型の姿を形成していく。兜のツバの下から大きく丸い目が一つ、ギョロリとリュウヤたちを睨みつけてくる。


「あれがアイーシャに取り付いていた奴か」

「そうだよ」


 アイーシャが震える声で言うと、リュウヤを腕を掴む指に力が入った。


〈アデ、アデ、アデ、ミーーヴ〉

“アデミーヴ、お前の宿主は悪魔によって堕落した。全てを駆逐しろ!”


 思念波によるものではなく、プリエネルに装備された拡声器を通してアルドの声がグリュンヒルデの空を震わせた。

 何を意味するのか、アデミーヴは奇怪に身をよじりながらリュウヤたちを睥睨してくる。ただ、宿主を失い、アデミーヴは怒りで燃え盛っているのは確かで、アデミーヴの動きを注視しながら、リュウヤはセリナとアイーシャを掴む腕に力をこめ直した。


「二人とも、しっかりつかまってろ!」

「うん……!」


 2人を抱えたまま戦えないのは当然として、弥勒もなしにまともにぶつかっても敵いそうもない。今はとにかく耐えて、逃げ切るしか方法がなさそうだとリュウヤは覚っていた。距離を取るため、リュウヤが鎧衣紡プロメティア・ヴァイスを、燦然と闇の空に放出させた時だった。


〈キィィィアアァァァ!!〉


 アデミーヴは悲鳴にも似た咆哮を上げると、尋常ではない猛気をあげながらリュウヤたちに迫っていった。

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