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  • ガラスの靴への応援コメント

    宮廷内の光と影を、格調高い言葉で描写されています。また、原作の素材を随所で上手に活かして料理されています。登場人物の表情の描き方も立体感に溢れており、さすがでした。

    ラストの若き王子のつぶやき。重苦しい流れを振り切る力強さを感じました。

    シンデレラ原作を知らなくても楽しめます。研ぎ澄まされた素晴らしい作品です!

    作者からの返信

    拙作へのレビュー及びコメントどうもありがとうございます。恐縮です。

    「シンデレラのいないシンデレラの世界」なので、本来シンデレラに付与される美しさや優しさを父であるエル侯爵に投影する描き方になりました(シンデレラは本来『エラ』という名前なので男性である父親は『エル』という名前にしました。お気付きかもしれませんが、作中の『エル』『ロブ』はいずれも愛称で『エリオット』『ロバート』が本来の彼らの名です)。

    生きて成長したシンデレラに出会うことのなかった王子が喪失感に襲われるのは、他ならぬエル侯爵への憧憬があるからです。

    また、シンデレラという美しい義妹と比較されない世界では義姉二人も優しい継父を慕うごく素直な娘たちとして成長しているのです。

    若い王子には本人の成長への願いも込めてこのラストにしました。