第8話 どこ見てるのよ、最低ね

マップを見ながら、進む。

あっさりと街につく。


……?


やけに騒がしいな。


「勇者、勇者って、本当なのか?!」

「オラリドゥって誰だよ?!」

「世界が滅亡って……既に次の何か企んでいるのか?!」

「そもそも、あの神託?みたいな奴は何なんだ?!」


すみません。

それ、俺がやったサブクエストのフレーバーテキストです。

ただのシステムメッセージです。

俺以外の人にも聞こえてたのかよ。

……この周辺だけだよな?

世界中とかじゃないよな?


<称号『え、私また何かやっちゃいました?』を獲得しました[1]>


それ、異世界転移者である俺が言うべき台詞だあああああああああ!!!

お前が言うなあああああああああああああ!!!


ともかく……


冒険者ギルドっぽい物を探そう。


--


街の中も、マップは最初は空白。

区間単位に、マップに詳細情報が追加される。

その際、武器屋、とか、防具屋、とか、種別は追加される。

意識を集中すれば、アイコンの意味も分かるので、冒険者ギルドは特定できた。


尚、これでも機能は増えた方。

最初は、歩いた所しか情報追加されなかった。

ビバスキルレベル。


キイ……


扉を開けると、アルコールの臭い。

酒場が併設か。

お酒は苦手なので、良い気分じゃない。


<称号『対毒耐性スキルでアルコールに抵抗できますよ』を獲得しました[-1]>


そういう話じゃねえんだよ。

そして減らすな。


<称号『良いですよね?』を獲得しました[x2]>


2倍だと?!

13→26ポイントに。


ああ、うん。

もちろん良いよ。

後で耐毒耐性取ろうかな。


あそこが受付?

とりあえず、あそこで聞けば良いのかな。


強面おっさんの列は、結構すいてて。

となりのお姉さんの列は長い。

露出多いし、それに……大きいな。


<称号『どこ見てるのよ、最低ね』を獲得しました[おっぱい]>


見てないよ!

直視できないから、目線逸したよ!


……?!


#########################


名前:多村たむら火鷹ほだか

レベル:19

 STR:F

 VIT:F

 DEX:F

 AGI:F

 MAG:F

 MEN:F

AS:

 [ 火属性魔法 Lv.58 ]

 [ 鑑定 Lv.39 ]

 [ 空間収納 Lv.28 ]

 [ 水属性魔法 Lv.21 ]

 [[ MAP Lv.7 ]]

PS:

 [ 剣修練 Lv.52 ]

 [ MP回復強化 Lv.36 ]

 [ 最大MP強化 Lv.27 ]

 [ 感知 Lv.38 ]

 ❲ Empty ❳

リザーブ:

 聖剣 Lv.9、聖鎧 Lv.2

装備:

 なし

SP:26

称号:

 おっぱい


#########################


変なスキル追加かと思ったが、ステータスにまったく変化は無い。


<称号『ホットパンツとむっちりふとももを見てたんですね。分かります』を獲得しました[1]>


カウンターに座ってるから見えねえよ。


<称号『透視を取得すれば色々お楽しみが……』を獲得しました[1]>


何……だと……


戦闘スキルを一通り取り終わったら、考えるか。


<称号『優先度の付け方がおかしいと思います』を獲得しました[1]>


命大事に。

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