第6話 亭主関白
うちの夫は亭主関白です。
けれど私たちは対等だなと思っています。
いやまぁ亭主関白の夫婦が上下関係があるというわけじゃないけれどね。
というか夫はちゃんと私の事も立ててくれるというか大事にしてくれます。
私も夫を立てるけれど下だとは思っていません。
一歩下がって夫を立てるのが好きなのでそうしているけれど、それを夫や、ましてや人から言われたとしたら嫌です。
私は個人的に、かかあ天下や鬼嫁は苦手です。
昭和の昔の考えなのでしょうか、女性は男性を優しく包んであげた方がいいと思ってしまうのです。
お母さんになって甘えさせてあげてもいいと思う。
私は子どもがいないけれど、子どもが居たとしたら、子どもには厳しいけれど夫には甘いと思います。
子どもには夫のように何から何まで世話を焼いてあげる必要は無いと考えています。
私が夫の事をたてて、世話もやいてあげて、時にはお母さんにもなってもいいと思うのは
夫を愛していて、しかも尊敬しているからです。
ダメダメな人じゃないと分かっているからこそ、時には私の前で何もしない人になってもいいと思うのです。
そして、そうやってしている私に対して図に乗らない人だからこそ良いのだと思います。
亭主関白だからと言って、ただの威張る人だったり暴君のような人だったら
私も大人しく一歩下がってついていくとはしません。
後ろから蹴飛ばしてやります。
まぁうちの夫はその必要は無いのですが
ちゃんと立てられるに相応しい夫だからこそ
私もついていけるのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます