俺のカクヨム

尻鳥雅晶

キラキラレビューでもいいじゃない

レビュー本文をどう書いたらいいのか判らない、と思っているかたが多いようです。


本当は色々と書きたい、この想いを伝えたい、と思ってはいるものの、ヘンなこと書いたら怒られるかな、ハズして笑われるかな、などと余計なことを考えてしまった。

つまり、うまく書けない。だから星だけ付けた。

それはとても当然のことなのに、何となくモヤモヤする。


そんな貴方に、私は言いたいのです。

キラキラレビューでもいいじゃない、と。


「キラキラレビュー」は、私の造語です。

キラキラしか付けない、から、「キラキラレビュー」です。

略して「キラレビ」。本文のあるレビューは「本レビ」です。


もし貴方に、キラレビを躊躇ためらう気持ちがあったなら、それはきっと以下の3つの理由であると思います。



1.このテキストの冒頭に書いたように、うまく書けないことから逃げている、と思ってる?

そんなことはありません!


2.作者さんに失礼じゃないか、と思ってる?

そんなことはありません!


3.カクヨム運営は、キラレビよりも本レビを期待している、と思ってる?

そんなことはありません!



まず1のブッシュ!


貴方が本レビを思う通りに書けないのは、それはまだその作品を捉えきれていないからです。

だったら、もう少し考える時間をおけばいいだけのこと。


なんとなく魅かれる、何かこうタギる気持ちがある。でも、それをすぐ言語化できないなんてことは、よくあることです。著名な大作家だって、遅筆な人なんかいくらでもいるんですから。

その素直な気持ちを作家さんにとにかく速く伝えたいなら、まずキラレビすればいいのです。本レビを書くのは、その作品の素晴らしさを把握したできるじゃないですか!


これは逃げてるんじゃありません。

ただ「そのとき」が来ていないだけです。

それなら、「まず」キラキラレビューでもいいじゃない。



つぎは2のブッシュ!


カクヨムユーザーには色々な人がいます。

そのなかには、ごく少数ですが、「星だけのヌルいレビューなどいらぬ」と公言する人もいます。

また、公言する人がいる以上、その人は「氷山の一角いっかく」であり、水面下には口には出さないだけでそう考えている人々も居るはずです。

確かに、そのようなキラレビ否定論者、すなわち「けんキラ」の作者さんに対しては、キラレビは失礼にあたるかも知れません。


嫌キラの疑いのある作家さんなら、確認してみましょう!


貴方が、キラレビにしとこうかな~と思った作品があったのなら、その作者さんの作品群に対する、他のかたのレビューを確認してみてください。


言うまでもありませんが、カクヨムでは、作者が不適切だと判断したレビューは削除する機能が付いています。なんと!キラレビも削除できます。

嫌キラというエッジな意見を持つ作者さんなのに、なぜかこの機能に気付かないというポンコツな現象は考えにくいので、もしその作者さんの作品群のなかにキラレビがひとつでもあったとしたら。


この作者さんは、たとえ本人が嫌キラを公言していても、キラレビに対して、少なくともそれを削除するほど「不適切」だとは、すなわち失礼だとは思ってはいない、ということになります。


もちろん、「キラレビを削除しないのは別に理由があるからだし、その理由を言う義務もないし、そもそも削除しようがしまいが俺のなんじゃーっ!」と思う嫌キラの作者さんもいるでしょう。


でも、そのように「自分の自由」を大事にされる作者さんなら、ダブルスタンダードでない限り、キラレビという「他人の自由」も認めているです!

このツンデレめ!


それなら、キラキラレビューでもいいじゃない。


※ご注意 本レビ、特に、ベタ褒めの短い本レビ作者さんの場合は、キラレビや批評的な本レビは止めといたほうがいいかも知れませんね。ぐ〇なび!



最後に3のブッシュ!


あくまでも私見ですが、カクヨム運営の皆様は「本レビはいらない」と本音ではいると思います。なぜなら、以下の①と②の「事実」があるからです。


事実その① 「おすすめレビュー」書き込みページについて。


本レビしようと思うとき、カクヨム運営からのメッセージを目にすることができます。その文章を引用しますと、「おすすめレビュー機能が読者の助けとなるよう、運用方針にご協力をお願いします。」とあります。(傍点を付けたのは私です)。


しかし、「小説を探す」機能は、「おすすめレビュー」の本文を検索することはできません。つまり、本レビの「内容」は「小説を探す」機能に関与させない運営方針なのです。


そして、書き込みのシステムとして、まず星を付けない限りレビュー本文を書くことができません。運営の皆様にとってキラレビと本レビの優先順位は明らかです。


事実その② サイトのトップページについて。


トップページには、イベント時を除いて「注目の作品」が上位にあります。この「作品」に選ばれる判断基準のひとつがレビューの数であると思います。

しかし、観察すればすぐ判りますが、キラレビだけの作品であっても「注目の作品」には並びます。

これは、運営の皆様が、本レビの内容についてまったく「注目していない」という事実を示すものです。


また、トップページに表示されたそれぞれの作品には、キラレビと本レビの「合計レビュー数」が列記されます。もし、「本レビはキラレビよりも重要だ、あるいは同じくらい重要なものだ」と運営の皆様が考えていたら、合計ではなく別々にカウントされる表示になっているでしょう。


もちろん、トップページには「新着おすすめレビュー」という記事があり、本レビがピックアップされています。

しかし、カクヨムは人気のあるサイトですので、サイトをリロードするたびにその本レビ群は数分もしくは数秒で書き換わります。つまり、作品を探すには「運まかせ」にされています。


じゃあ、「新着おすすめレビュー」は、何のためにあるの?


私見になりますが、それは「ある種のガチャ」や「にぎやかし」の機能ではないでしょうか。

なぜなら、運営の皆様が本レビを積極的に利用しようと本当に思っているなら、「新着おすすめレビュー」には、「いいね!」が付けられた本レビを尊重するはずだからです。


その「尊重」の方法には色々あると思います。

「いいね!」が付けられたら本レビを再掲載するとか、「いいね!」の数によってレビュワーを格付けするとか。いっそのこと「新着おすすめレビュー」のに「注目のレビュー」という記事を作るとか。

でも、私でも思いつく程度のこともしないということは、「できるけど、、しない」ってことです!


※ご注意 もちろん、運営の皆様の知的能力に問題がある可能性はゼロではありませんが、そもそもそれはありえないし、考えることさえ失礼です!


以上、カクヨムのシステムやメッセージを読み解くと、「本レビなんか無くてもいい」、もしくは、「キラレビのほうが本レビよりずっと大事だ」という運用方針が見えてくるワケですね!


それなら、キラキラレビューでもいいじゃない。



さあ、貴方も、もっともっとキラレビってみませんか?

特に私に対してプリーズ!



さて、次回は。


そんな私が、いざ本レビを書くときどうしているか、を語ります。

そしてその後は、応援のモヤモヤ解消、ハズレを引かない方法、レビューの増やし方、作家になるためのヒントとか、盛りだくさんの予定です。

すべて実体験をもとにしていますよ!



無料フリーで書ける、読める、伝えられる。

もっと自由フリーに、カクヨムライフを。

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