第一幕ー灼熱二囲ウ
第3話第一幕、幕開曇天ノ月夜
「こんにちは~~」
「あらぁ、こんばんはどうしたの?」
この町は、まぁ割とよくある町だーー森と、川がある、普通の街
「おかーさん、ご飯」
おかわり
(--しかし、いってみたいよな、あの部屋)
ーー決して言ってはならないとされた「秘密の部屋」
そこに、入れるのはーー「
ーー代々、
ーーー「当主」を継ぐのは「継子」だけつまり、「養子」だけ
「灼鎮」の当主は、毎月の神事と「養子」を育てる義務が生ずる
ーー「灼鎮」の人間は、《《死んだ二十九人の名前を一人一人継いでいく》》
、、、そして、最後「二十九代」に至るまで、決してーー、、、途切れさせてはいけない
まぁ、こーんな「決まり事」がある
ーー木でできた床を歩く、自室なんてない――完全な和風の家で、大広間でくつろぐ
暑い
ーー曇天の夜ーー今夜も眠れそうにない
(、、、父さんが死んでから、5年かーー)
ーー父さんは、倉山家のルールに触れた、だから死んだ
みーん、みんみーん「セミ」がなく
(、、、父さんは満足していったのかな、母さんとばあばをのこして)
ーー考えても仕方ないことは考えない
ーー昔、父さんに聞いたことがあるーー天井に飾ってある、『般若」のお面
あれの目に、光が宿るときは危険なんだよ、って
ーー5年前から見ていなかった、忌まわしい光が、こうこうと輝いていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます