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全て通り過ぎた後、「あなたは俺がいなくても生きていけるんだな」という事実に絶望し、安堵する。あなたが俺という存在を思い出す責任や義務は微塵も無い。遺書も、何も残さないつもりでいる。やっと俺を手放せるんだ、こんなに嬉しいことはないだろう。一人の終わり方が選べる人間で、ほんとうによかった。
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