神話
センペル皇国の建国神話
なにもないところから、神が生まれた。神は世界を創った。
世界には時がなく、生命を生み出しても、彼らは動かなかった。
神はなにが足りないのかを考えた。
そして、生命を動かすために、時間を創ると、生命は動き出した。
動き出した生命は、何もない、黒き世界を恐れた。
神は黒き世界を明るくするため、光を創りその陰が闇となった。
生命はただゆらゆらと揺れる不安定な陽炎のような存在であることに、神は気づいた。
そのため、生命に肉体を与え、生命が立てる大地を創り、渇きを癒す水を創り、体を温める火を創り、時は示す風を創った。
神は己に似た体をもう一つ生み出し、その者は世界と人を創りし神の子として、この世に降りた。
降りた神の子は、生命をまとめあげる指導者、初代センペル皇帝となった。
その指導者を助けたのは、一人の人間に宿った、分け隔てた世界にある知恵者、『分け隔てた世界の賢者』である。
これが、センペル皇国の始まりである。
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