第37話


 会話をしていない、ただ一緒にいる時間だとしても時間は過ぎてゆく。


 何をする訳でもなく無為に時間を過ごすと言うのも楽しいもので、空を流れる白い雲と風に揺らめく黒い髪を眺めていたらいつの間にか授業終わりのチャイムが鳴った。


 今日は珍しく職員会議があるとかで5時間授業で帰宅出来る日だ。嬉しみ。

ただ、見上げると愛奈はウトウトしているので、俺は起き上がって今度は愛奈に膝枕をしてこのまま寝させてあげることにした。



 サラサラと抵抗なく指を通すことの出来る綺麗な黒髪を撫でつつ、愛奈の寝顔で癒されながらぼーっとすること50分。愛奈のお目目が開く。



「.......?」


 寝ぼけ眼でこちらを見上げて、その次に髪を撫でてる右手に幸せそうな顔で頬擦りをする愛奈。

ひとしきり右手にスリスリすると満足したのか再びくるんと丸まって寝ようとしていた。



「.......愛奈」


1度つぶった目を再び開けて、見上げてくる愛奈。もう一生このまま眺めてても構わない気もしてくるが、とりあえずこのまま寝させてしまうと明日愛奈の身体中が痛くなっていることだろう。


「愛奈、起きて。帰るよ」

「.......」


『じ〜っ』と見つめて、まだねたいと訴える愛奈を無視するように、俺は彼女を起こして帰路につくことにした。






――――――――――――

皆様、お久しぶりです。

Hollowです。


しばらくの間失踪しておりました。

申し訳ございません。。。


理由はコロナ禍による休校が主な原因です。

今まで学校に通う日常の中で、この作品に使えそうなイベントやなんやらかんやらを探し、利用していましたが、この度の休校などで感覚がつかめなくなっておりました。


また、その感覚を取り戻そうという気持ちにもなれずゲームや課題三昧の日々.......。



はい。長々だべってましたが要するに。



スランプって逃げてました。

ごめんなさい。


これから少しづつ頑張って戻していきたいです。

今後ともよろしくお願いします。m(*_ _)m

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る