思い出はフィクションのように。
山岡咲美
第1話「母との思い出を思い出す」
「楽しい思い出を書きたいな」
しばらく考え、何も無かったとか書こうと思ったが…浮かんだ。
「カニクリームコロッケだ」
いや楽しい思い出では無い、母がそれを食卓に出した時、それは冷めており美味しく無かった、母はもう一度あげ直してくれたが今度は油っぽくなって不味い。
私は母文句を言う。
母はもう作らないと反す。
私は自分で料理をする回数が増え、母の料理を食べる回数が減った。
元々母は仕事が忙しく一緒に食卓を囲む事が少なかったが、それ以降ほとんど一緒に食べなくなった。
私が避けるようなってしまっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます