ゴラッソ〜外国人編〜

天ノ川鋼

第1話始まり

「なぁアレッジ。さっそくリオに来たんだ。例のストリートに行かないか?」

「なんだよ、ハリー。ここまで来てサッカーか?賛成だ」

「そうこなくちゃ」

 俺達はブラジルへと旅行している最中だ。イングランド国籍のアレッジとハリーはプレミアリーグの強豪チームへと加入が決まっている。アレッジはリヴァプールの加入が決まっている。アレッジはLWG。ハリーはチェルシーでRWG。両者共にウィングを努めている。

「ストリートサッカー。ここに来たらやるしかないだろ!?」

「そうだな」

 そう会釈する。すると…ドン!子ども達がぶつかってきた。

「おい!危ないだろ!」

「そんなに熱くなるなよ」

「おじさん達、サッカー選手?」

「そうだけどなんで分かった?」

「勘だよ、おじさん達一緒にサッカーやらない?僕の名前はアラン」

「サッカーか?丁度いいな、やろうぜ!」

「いいけどハリー怪我しないようにな。人数は俺含めて3人だけど他に誰か来るん?」

「ハル兄と友達が来る」

「お待たせ。この人達は?」

「ハル兄だ!えぇと一緒にサッカーしてくれる人!」

「なるほど…試合が出来るのか…後2人くるから…っと噂をすれば2人とも来た」

「遅れてごめん。この人達は?」

「一緒にサッカーをしてくれるって!この人達サッカー選手なんだ!」

「まじ!?どこの国!?どこのクラブ!?」

「イングランド出身でクラブはリヴァプールでLWGだ。」

「同じくイングランド出身でチェルシー。ポジションはRWGだ!」

「すげぇ!」

「だろ?よし!サッカーやろうぜ!」

「じゃ3対3の試合だな。振り分けはアランがそっちいけよ」

「分かった」

 振り分けとしてはこうだ。

チームA

アレッジ、ハリー、アラン。

チームB

ハル、ナサラリン、ワンタラー

ルールは3点選手。

 キックオフはチームBから。ハルがナサラリンへ。そこからワンタラー。ハリーがプレッシングをかけにいく。ハルは華麗にダブルタッチで鮮やかに抜く。しかし…アランが止める。

「ナイス!パスだ!」

「どぉや!」

「ナイスゥ!」

 ドリブルを仕掛ける。脚の速さではアレッジと同等の爆速を持っている。そのまま友達を抜きアレッジへ。そしてゴール!!!

1-0



ハルはすぐさまワンタラーへ。そしてハル。ナサラリンへ。ナサラリンはアランの又を抜きすぐさまシュート!ゴール!決まってしまった。

1-1

アレッジはすぐさまハリーへ。ハリーからアレッジ。アレッジからアラン。パスワークを重視し攻める。アレッジにボールが渡ると同時にワンタラーを抜く。ハルを抜く。そしてシュート!かと思わせる。フェントだ。そしてアランへのバックパス。そしてアランがダイレクトシュート。ゴール!右上!

        2-1

 ハルナサラリンへ。そしてハルへ…ハリーか刈り取る。そしねアラン。そして…ふわりと浮かせたパス。そしてハリー。ハリーは左へ少しボールを置きそのまま振りかざしてシュート!決まった!

        3-1。

「疲れたな。ありがとう」

「こちらこそ」

「時間もちょうどいいし行こうぜ」

「そうだな」

「もう行くの?」

「あぁ」

「ありがとうね」

「またいつか会ったらサッカーやろう」

「あたり前だ!」

「このボール会った記念に上げるよ。じゃあね」

「いいのか?大切なボールだろ?」

「いいんだ。楽しかったから」

「そうか…じゃあな」

「じゃあな!」

 2人はリオのストリートを後にしホテルへ向かうのだった。



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