今さらですが、完結お疲れ様でした。
最後までハラハラ･グツグツ(←腸ワタ煮えくり返る音 笑)しながら読ませて頂きました。
主に、真一とマスコミに。不覚にも、彼らにはずいぶんと感情を揺さぶられてしまった。
その反面、碧と翡翠のなんと素直な事か。
大きな悩みを抱えながら、それでも真っ直ぐだった二人にはこれから幸せになって欲しい！
難しい題材だったかと思います。
でも、私は勉強させられた部分が大きかったです。
性分化疾患自体、全く知らなかった訳ではありませんが、ボンヤリとしか認識しておらず、しかも、意識したことすらなかったのですから。
他にもたくさんの難病や理解されにくい病と闘っている人達がいる、という事を改めて考えました。
碧の選択の正否を問う気持ちはありませんが、少なくとも翡翠が産まれた事は罪でもなんでもなく、彼女も立派な一人の人間である、という事。
これからの二人に幸多からん事を･･。

三橋さん、よく言ってくれました！
他の住人の方たちも協力してくれて･･。

マスコミって、こういう所が問題ですよね。すべてのマスコミが、という訳ではないですが(このお話では、特に強調されて書いていらっしゃるとの事なので)、明らかに間違った報道をした場合に限り処罰されるとかの法律でも出来れば、もっと慎重に調査したり報道したりするんじゃないか？といつもTV観ながら思ってました。
ほんと、知らないって罪ですよね。
もはや、｢知らなかった｣では済まされない。
だからと言って、真実の為なら何でもありというのもおかしいですよね。
あ。このお話の論点はそこじゃなかった(^_^;)

とにかく、二人とも頑張って！！(さて、続き読みに行こう→)

性差についてのアイデンティティを取り扱った作品をいままでいくつか読む機会がありましたが、これほどの豊富な知識と分厚いイマジネーションで書かれたものを初めて見て、驚いています。すごいです。今後の展開の想像すらできない。背徳とか、禁忌とか、そういうのを超えた地平に立った作品だと思います。まだ読み始めですが、これから少しづつ詠み進めさせて頂きます。

一人で子育てとか、大変過ぎる･･。
しかも、敵地ど真ん中。
碧ちゃん、家に空き部屋あるから赤ちゃん連れて引っ越しておいで･･(>_<")
子供が物心つく前にこの悪の巣窟から脱出させてあげたい！

あぁ･･。
今回も、胸がぎゅうぎゅう締め付けられる展開になってますね･･。
先を読むのが辛い･･でも読みたいっ。