006「音楽詩篇」/辺名緋兎さん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880309149


 ホラーです。

 これは、ホラー。

 そして青春であり、サスペンスである。


 音楽は、人を惑わせ、狂わせもする。

 本気で音楽が好きな人、本気で音楽をやろうとしたことのある人、そしてやってる人、背中が凍りませんか。私はゾクゾクしました。


 音楽は時間の芸術だと言ったのは、誰でしたっけ?

 どうして何もないところから音が生まれ、音程が変わり、リズムを刻むんでしょう。

 どうしてそれを音楽と呼ぶんでしょうか。

 どうして音楽はこんなにも、人の感情を揺さぶるんでしょうか。


 同じ、人の感情から生まれたものだから、でしょうか。


 その伝え方が、音なのか、絵なのか、文字や言葉なのか、形なのか、声なのか、もっと違う何かなのか、ただ手段の違いなだけで、芸術は人の感情から生まれて人の感情が受け止めるもの、なのではないでしょうか。


 なんて、柄にもなくポエムのようなものを吐き出してしまいました。


 感情から来るものには果ても底もなく、正解もない。だから、狂っているかもわからない。不思議な世界だと思います。


 ビターエンドが好きです。

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