004「長耳のベアラー」/汐月 キツネさん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880199764


 こっ……これは……!

 ヴィクターくん、あなたって人は……!


・飄々

・淡々

・機転が利く

・話し上手聞き上手

・過去にちょっと陰あり

・自分の立場を弁えている

・いつでも誰にでも同じ態度で接する

・他人との付き合いに一線を引いている

・気を許した人にはデレデレに甘くなる


 あああ〜〜好みのタイプ過ぎるっ‼

 ハーフエルフっていう特殊な種族とエルフ特有の見た目のよさの話じゃないです。イケメンかどうかは関係ない。

 このタイプは脇役になることが多いのですが、主役で来たよ‼ どストライク……やられました。ダメだ、好きです。



 一期一会の旅するハイファンタジーです。

 政治、経済、戦、種族の間を縫って、各国の文化や建築物に触れながら荷物を運ぶ「運び屋」の物語。

 読んでいるこちらも、一緒に旅をしている気分になれます。

 主役は荷物です。ヴィクターくんは運ぶだけ。荷物の「秘密」に振り回されて、命すら狙われたりするけども、運と機転を利かせて乗り越える。

 荷物を運ぶ仕事が終わると、今度は命を狙われた相手に新たな仕事を依頼される。

 昨日の敵は今日の協力者。

 時々話題にしか出てこない、同業者であるヴィクターくんのお父さん(人間)の存在が、エキセントリック過ぎて黒胡椒みたいにピリッと効いています。

 いつか邂逅する機会があるのかな。親子の会話、めちゃくちゃ気になります。


 第二遠征、新たな仕事でまた旅に出るのですが、ちょっとデレ過ぎですよヴィクターくん……? 半分くらいノロケを見せられてる気がします。

 今は幸せだからいいけど、いつか荷物と相棒、どっちを取るの⁉ という危機的状況になったときに、それが裏目に出ないことを祈ります。


 更新、お待ちしております。

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