第30話 日本人男性とベトナム人女性のそれぞれの夢を語り合う

 ベトナムでは中国初の恋愛小説が大人気になったが、不適切な内容だったためベトナムでは発禁処分になった。どうやら同性愛を題材にした作品だったようだ。ベトナムではインターネット小説(恋愛小説)が若者の間に人気になっている。


 人気に目を付けたベトナムの出版社は、インターネット小説を出版化した。このような流れは日本の人気のインターネット小説を各出版社が目をつけ、出版化する流れと同じなのだろう。


 私は発禁された中国の恋愛小説ではないが、トゥイとのネット恋愛の日々を書き綴っている。それは私小説に似た恋愛小説なのかもしれない。とまぁ、大げさに私は言っているが(笑)


 私は将来、この国際結婚物語のベトナム語化をしたい夢がある。日本人とベトナム人の恋の話は、おそらくベトナムの若者たちが関心を持っていることなのではないかと感じている。


 特にベトナムはスマホの所持率が高く、街中やカフェ、いたるところに無料で使えるwi-fiがあるインターネット大国なのである。


 そして、ベトナム人は日本人よりもインターネットにかける時間は多く、YouTubeの視聴時間も多いそうだ。つまりYouTubeの動画配信も需要があるということなのかもしれない。


 私にしても日本語でベトナムのホーチミンの街やお店を紹介しているYouTubeを視聴する機会はあるが、まだまだコンテンツは少ないのかなと感じている。また、ベトナムには日本をベトナム語で紹介するYouTubeはあるのだろうか?

※執筆当時は少ないと感じたが、2020年になると日本をベトナム語で紹介するYouTubeちゃんねるがたくさん登場している。


私:ベトナム語で日本を紹介しているYouTubeはあるのか?


トゥイ:知らない。あー、あるよ。


私:あるの?


トゥイ:うん、いっぱい。


私:URL教えて?


トゥイ:はい。日本は綺麗な国だからいっぱいあるよ(トゥイはURLを送ってくれた)。


私:たくさんあるんだね。ありがとう。


トゥイ:トゥイとあなたは心の夫婦だからありがとう言わないで!


私:夫婦だけど日本はありがとう言うよ!


トゥイ:そうなの? ベトナムは言わないけど、ありがとう言った方がいいの?


私:うん、日本だと言うよ。


トゥイ:分かった。


 一方、トゥイにも夢がある。日本での夢はベトナム料理店をやることだと語っていた。また、もしベトナムでやるとしたら化粧品、香水、服とかをいろいろ販売するお店をやりたいそうだ。ネットでやるネットショップのようなお店にも興味があるらしい。


 実現する実現しないに関わらず、夢を持つことはいいことだと思う。私にしても過去に夢があった。実現するかは別として夢を持って生きてきた。


 だからトゥイが目標なり、夢を持って生きることは大事だと考えている。


私: トゥイは将来、もしも日本にきたら働きたいか?


トゥイ:うん、働きたい。あなたは働くこと反対するか?


私:いや、しないよ。ただ、夜遅くの仕事はだめだね。


トゥイ:うん、分かった。


 やはり夜遅くの仕事は、私とトゥイがスレ違いの生活を送る原因にもなる。心が離れてしまう原因にもなってしまうかもしれない。それはあまり良くないことだと私は考えている。


 現在、日本人が夢を持ってベトナムで働いている。また、ベトナム人も夢を持って日本で働いている。叶う叶わないに関わらず、夢を持つことは大事だと思っている。

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