第二十七話 乙女たちの見送り
――満開の島 ロシリア・港
◇リジェ
カイさ~ん!
◇リコ
お~い!
◇クロナ
あっ!
リジェさん! リコさん!
◇カイ
あれ?
もしかして、リコも旅立つのか?
◇リコ
はい!
もっともっと精霊術を磨いて、
この島の役に
立てるようにならないと!
◇リジェ
わたくしとしては、
まだ、いて欲しかったの
ですが……
でも、すぐに戻ってきてくれると
約束してくれたので、
送り出すことにしました
◇カイ
そっか……
◇リジェ
みなさん……
改めて、
島を救ってくださったこと
感謝申し上げます
◇カイ
いや、最終的に解決したのは、
アリアだよ
◇アリア
いえっ
私はっ……
◇リジェ
…………
詳しいお話は、
リコさんから聞きました
アリア様が起こされた奇跡は、
そのペンダントの
おかげかも知れません
◇カイ
え?
どういうことだ……?
◇リジェ
わたくしは、みなさんに
謝らなければならないことが
ございます
◇カイ
?
◇リジェ
これを――
◇ノア
それはっ……!
◇クロナ
きれい……
アリアのペンダントの
光にそっくり……
◇アリア
それは……
いったい――
◇リジェ
これは、ロシリア家では──
『博愛のアーク』と呼んでいます
◇カイ
『アーク』だって!?
◇リジェ
嘘をついていて申し訳ありません
我が家の掟でお話しすることが
できなかったのです
◇ノア
リジェ!
この『アーク』とは
いったいなんなんだ!?
◇カイ
それに、キミは一体――
◇リジェ
わたくしは――
はるかな昔、
女神様とともに深淵の魔王と
戦った『八賢者』の末裔――
◇ノア
八賢者の……末裔!?
◇リジェ
あなた達にお伝えいたします
ロシリア家に伝わる……
『アークにまつわる伝承』を――
To Be Continued……
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