夜の独り言
まみむ
一日目の夜
寝れない夜、でも、特にやることはない。こういう時間を「無駄」という奴も、この世の中にはいる。一生仲良くなれないだろうし、私からも願い下げだ。少なくとも、私は必要だ。あぁ、なんて幸せなのだろう。誰にも邪魔も否定もされず…。いや、強がる必要なんかない。本当は、少し、寂しさを感じる。特に、夜は同じように思う人が多いんじゃないかな。人の温もりを求めたくなる。身体の関係が欲しいわけじゃない。例えば、頭を撫でてくれたり、「頑張ってる」って褒めてくれたり。ありきたりなんだけどね。でも、こんなこと考えてるって誰にも知られたくない。自分の中に、なんの役にも立たないプライドがあるなんて、笑っちゃうよね。もう、いっそのこと笑ってくれ。
同じことの繰り返しの毎日は、つまらない。なんの刺激もない毎日も、つまらない。でも、それに納得して生きている私が、一番つまらない。大人に憧れていたあの頃の私、働くことに憧れていたあの頃の私。あの頃の私に今の私から言えることなんで何もない。そんな薄っぺらい大人になってしまった。お酒の美味しさだけは理解出来てしまったけどね。
そろそろ寝ようかな。そういば学生の時、布団と結婚したいって言ってた子がいたんだけど、今なら激しく同意できる。そんなことより、明日の…いや、もう今日か。朝ごはん何にしようかな。朝に美味しい物食べたら、なんか元気でるんだよねぇ。
私の独り言、聞いてくれてありがとう。君は、寝れない夜、どんなことを考えている?
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