クライマックスフェイズ
〇クライマックスフェイズ1「邂逅」(シーンプレイヤー:PC②)
PC全員登場。侵食率上昇。
埠頭倉庫街。連絡のあった場所に襲撃する阿双支部の面々。周囲にはワーディングが展開され、それに気づいたのか、倉庫から隠しきれない、否、隠そうともしない殺気が伝わる。
敵は、ここにいる。
PC③に確認。突入する?
→突入しない
準備。調達可能とする。
→突入する
迎え撃つは、右腕を異形のハンマーに変えたオーヴァード。
PC②は《技能:感覚 もしくは 知覚 達成値:5》で判定。
→成功
これは、あの場所(オープニングフェイズ2)で出会ったオーヴァードである、と分かる
→失敗
あのオーヴァードに見覚えがある、気がする
PC①は《技能:RC もしくは 知覚 達成値:4》で判定。
→成功
ヤツは・・・洞津浪では・・・ない!
→失敗
あのハンマー腕には見覚えがある・・・津浪なのか?
ハンマーオーヴァードが口を開く。その声は女性である。
「ここを嗅ぎ付けるとは、やるじゃないかUNG」
「あの失敗作が死んだと聞いていたが、お前らがやったのか?」
「まぁいいさ。お前たちは・・・ここでアタシが消す!」
戦闘開始
ガンマ
ジャーム×2
勝利
ガンマ「嘘だ・・・アタシの腕は・・・"ゴルディオンスマッシャー"は無敵だ!?」
激昂するガンマを、氷の柱が包み込む。
(シーン終了)
〇クライマックスフェイズ2「真相」(シーンプレイヤー:PC①)
PC全員登場。侵食率は上昇させない。
氷の柱の影から出てきたのは、琥珀色の瞳と色揃いの髪飾りをつけ、白衣をまとった一人の女性。
女性は氷の柱に閉じ込められたガンマをみてため息をつく。
「やっぱりコピーじゃダメだねー。うまくいかないわー」
(PCらを見て)「キミたちがガンマちゃんを倒したのねー。やるじゃーん」
「ねー、キミたちのレネゲイドウィルス、ちょぉぉぉっと分けてくれないかなー?腕1本とかでいいんだけどー」
この惨状に似つかわしくない声と表情で物騒なことを言う白衣の女性。そこに、奥から声がかかる。
傷だらけのUGN戦闘服を着込んだ男は、殺気をこめた視線をPCに向ける。
「どけ、"奇妙な琥珀(ストレンジアンバー)"」
「キサマらか・・・私の計画を邪魔していた連中は・・・」
「ん?・・・PC①・・・?生きていたのか!?」
「私だ!洞漂介だ!!」
PC①は《技能:情報(UGN) もしくは 精神 達成値:4》で判定。
→成功
間違いない、支部長だ。だが、なぜここに?
→失敗
支部長であるはずがない。彼はFHと組むような男ではない。
PC③に「君は確か・・・PC③支部長?久しいな」
PC⑤に「ほう、PC⑤くんもいるのか」
(PC①に)「ここで会ったのも何かの縁だ。PC①、津浪を見つける手伝いをしてくれないか?」
(それ以外に)「PC③支部長も協力してくれるとうれしい。もちろん、同行している君たちもね」
(なぜFHと共にいるのか)「津浪を見つけるためだが・・・?」(不思議そうな声で)
(津浪を見つけるとは)「彼女が、"奇妙な琥珀(ストレンジアンバー)"がいうには、津浪はレネゲイドウィルスそのものになったらしくてね。相応しい媒体を見つければ、津浪も帰ってくるというのだよ」
(彼女は何者か)春日「私ー?私は春日天使(かすが・てんし)ー。レネゲイドウィルスを研究してまーす」
漂介「津浪を探すための技術をもつ、私の同志だよ。PC①、オマエと同じく、な」
PCに、漂介はもはや正気を失いジャーム化していることを伝える。
→ここで、「洞 漂介」「洞 津浪」にロイス(シナリオロイス含む)をとっているPCは、そのロイスをタイタスにする
「さぁ、君たちも津浪を探すのを手伝ってくれ。」
それは、PCたちに「洞 津浪」を蘇らせる実験の被験者になることを意味する。
(否定的なことを言われたら)
「・・・そうか。理解してもらえないなら、仕方ないな。」
「下がっていたまえ、"奇妙な琥珀(ストレンジアンバー)"。同志たるキミに研究材料を提供しよう」
「ところで・・・私が殺してしまったハズのPC①も、"見つけられる"かね?」
→衝動判定 《技能:意思 達成値9 失敗で侵食率+2D10》の後、戦闘突入
(肯定されたら)
「話がはやくて助かるよ。」
→シーンから退場。エンディングフェイズ時にすべてのタイタスを昇華したものとして扱います。
戦闘開始
洞漂介
ジャーム×2
勝利
春日「あらー。失敗かー・・・ほんじゃ、次のラボに行くねー。じゃーねー」(瞬間退場にて退場。追跡不可)
漂介「フ、フハハハ・・・お前を殺した私が、今度はお前に殺されるわけか・・・ハハハハッ!」
荒い息を上げて倒れ伏す漂介。
以下、漂介の独白。
自身に宿る、変質したレネゲイドウィルス「対抗種(カウンターレネゲイド)」。
先の襲撃作戦で暴走した彼は、部下である津浪とPC①をその力で「殺して」しまう。オーヴァードをも殺すその力により正気を失った漂介はジャームとなり、そこに居合わせたFHセルを掌握。
奇しくも、このFHセルにはレネゲイドウィルス研究者である"奇妙な琥珀(ストレンジアンバー)"春日天使がいた。彼女の研究は「レネゲイドウィルスの移植による特定のオーヴァードの"再現"」であった。
漂介は、彼女の研究を以て津浪とPC①を”蘇らせようとした”のである。
息も絶え絶えに語り終えた漂介は、どこか遠くを見ながら「誰か」に語りかける。
「なんだ、そこにいるんじゃないか・・・」
そして、自身の内の「対抗種」の力により・・・死亡した。
(シーン終了)。
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