第201話 『その日、天井を作った』

「それで、ルグニドも学びに来たって事で良いのかしら」

「はは、そうだけど……。もう呼び捨てなのかい? 一応僕は先輩なんだけど」

「初手から礼儀を欠いて、変装をしてくる人に敬称は不要では?」

「それを言われてしまうと、ぐうの音も出ないね」

「……はぁ。今回は良いですけど、あまりおいたが過ぎますと、ミカちゃんに告げ口しますからね」

「ぐっ! それは本当に怖いな。君と会うのは初めてのはずだが、的確に僕の急所を把握している。末恐ろしいな」

「ルグニド様。シラユキちゃんの不興を買ったら、挽回するのは難しいですよ。気を付けてくださいね?」

「元婚約者の忠告だ。肝に銘じよう」


 先輩とルグニドは、元婚約者って割には、仲が悪いわけではなさそうね。まあ、破談になった原因を考えれば、関係を維持出来ていてもおかしくはないか……。


「それじゃ、この4人と……あとはポインス学園長も受けられますか? 持ってますよね『紡ぎ手』の職業」

「隠蔽の魔道具は常に身につけているのですが、シラユキさんはお見通しのようですね。勿論お受けしましょう」


 そりゃゲーム中でもその職を持っているのは知っていますからね。

 ルグニドもそうだった。


「それでは早速『魔力視』と『遮光グラス』の説明から」


 そうして彼らに、『魔力視』の能力の扱い方に加え、基礎である『魔力溜まり』のレクチャー、魔力操作による『魔力防御』とその応用。更には『紡ぎ手』のレベル上昇による恩恵の知識と『魔法言語』の修得方法。全てを叩き込んだ。

 やはり彼らにとっての『魔力視』は、使ったが最後眼が焼け落ちると噂されるほど忌避されたものだった。

 実際、レベル5の覚えたてでは、ろくに耐性が無いからね。対策無しで使えば「目が、目がー!」になるのが目に見えている。


「それじゃ、ルグニドは今日教えた技術で、魔法師団の人達全員を使えるレベルにするように。それが終わったら宮廷魔導士にも。合間に基本属性のボール魔法とランス魔法の量産をして、彼らが扱う属性を増やしてあげる支援もしなさい」

「ハ、ハードワークだな」

「期限は1ヶ月ね」

「いっ!?」

「それが出来たら次のステップを教えてあげる。それくらいあればできるでしょ、貴方なら」

「お嬢様なら3日ほどでやってのけそうですね。それを1ヶ月も貰えるのですから、出来ないと嘆く軟弱者ではないでしょう」

「そう言われると、出来ないなんて弱音は吐けそうにないね」

「ルグニド様、頑張ってください!」

「ありがとうフェリスフィア。やれるだけやってみるとしよう」


 これくらいやってもらわなくちゃ困るわ。学園外まではどうしても手が回らない分後回しになってしまうけれど、それでも彼らは国の要。強くて困ることはないのだ。

 今後もイベントは目白押しだと思うし、それまでに彼らも使えるレベルになっていて貰わないと。


「次にメイサーは調合学科から中心に、研究科の人達を見てあげて」

「ああ、良いだろう」

「ライズさんとドロテアちゃん、それからポインス学園長は私と一緒に学園の生徒達を見て行こっか。まずは魔法科を中心に1年生から順番にね」

「任せてくれ」

「はい!」

「お任せください」

「それと最後に、この魔法技術の提供は善人に等しく無償で行うように。まず大事なのは悪人には決して教えないこと。脅されても対処出来るよう自己鍛錬は怠らないこと。そして最後に、私や陛下が良いと言うまではこの仕事で金銭は受け取らないように。良いわね?」


 将来的には仕事の一環にしても良いとは思うけれど、今はそんなことよりも広めることの方が大事だ。だからといって無闇に広めすぎるのも問題だし、せめて年齢制限は設けるべきよね。

 うーん、とりあえずリリちゃんと同じように12歳から……いえ、10歳くらいとしましょうか。12ってこの世界だと大人らしいから、その辺りが妥当なのかも。


「それと全員に言える事だけど、魔法書はこれからも作って良いし、好きに販売して構わないわ。だけど、値段は今までの10分の1以下の価格にしてあげなさい。『魔法言語』を覚えれば、今までとは段違いの速度で書き上げられるから」



◇◇◇◇◇◇◇◇



 全員から了承を得たところで、第一回『紡ぎ手』後援指導は幕を閉じた。そうして私達3人は、昨日と同じく私のアトリエで錬金術による製作に精を出す。いつまでも男装状態だと胸が窮屈なので、アトリエで着替える。

 屋根がないので覗き放題かもしれないが、近くにあるのは女子寮だけで、壁より上に見えるのは空だけだ。昨日の様にこちらを窺う侵入者もいないので安心だ。

 アリシアに着替えさせてもらいながら、フェリス先輩に話を振る。


「そうだわ先輩。今日ルグニド達に教えたように、先輩も錬金術部や生徒会メンバーを中心に魔法を教えていって下さい。可能であればその時点で、シラユキちゃんブランドの力になってくれそうな子も見つけてくれれば言うことなしですね」

「分かったわ。それが終わったらライズさん達に混ざれば良いかしら」

「はい、お願いします。あ、それからモニカ先輩は一番に見てあげて下さいね。あの人、先輩に教えてもらいたいでしょうから」

「勿論よ。……あ、彼女に教えなかったのも、もしかしてそう言う事?」

「んー、それはたまたまですよ。狙ってた訳ではなくて、普通にタイミングがなかっただけですよ」

「シラユキちゃん毎日忙しそうにしてるものね」

「そんな風に見えます?」

「ええ、とっても」

「アリシアも?」

「はい。ですが、お嬢様が楽しそうでしたし、疲れ果てて寝込むこともなければ体調を崩される事もなかったので」


 見守ってくれてたと。

 そっかー。一番近い距離にいるアリシアからも忙しく見られていたなら、そうなのね。

 小雪にも言われたし、本格的にお休み入れないとなぁ。


「それじゃ、明日の用事が終わったら休む事も考えるわ」

「「……」」


 ほんとかなぁ。って顔、されてる。

 むぅ。


「ごほん。さ、錬金術を始めましょ」


 気を取り直して、まずはフェリス先輩のお世話から始めましょ。

 先輩にはまず精油を完璧に覚えてもらうために、スキルの底上げは必須だった。そして先輩の錬金術スキルは14とまだまだ低めだったため、『錬金術』『鍛治』『土魔法』『水魔法』の4種を同時に成長させられるレシピを教えることにした。


「4種同時に……? そんな事が可能なの?」

「スキルが低い内限定ですが、出来ますよ。複合スキルを要するレシピは調合にも鍛治にもありますが、集大成な生産スキルである錬金術のレシピ数には及びませんね」


 先輩向けに教えるレシピは、シラユキちゃんではもう成長の限界値をオーバーしてしまっているため恩恵はないけど、参考になれるよう目の前でレクチャーしてあげよう。


「レシピは簡単です。錬金釜に魔力水を半分ほど満たし、中に同一の鉱石を2つ放り込み、熱しつつ魔力水から鉱石に魔力を浸透させ、結合させます。2つを溶かして混ぜ合わせればインゴットになりますが、このレシピは2つ以上の鉱石を混ぜ合わせて1つの大きな鉱石にするだけなので、実際の武具に用いることは出来ません。ただ、元となる鉱石がある程度の大きさを持っている方が、インゴットを作成する際に手間が減るので鍛治師には喜ばれる事でしょう。また、採掘の際に欠けてしまった切れ端のようなものは、お店では価値が低く屑石として捨て値で売られてますから、混ぜ合わせる事ができればコストも浮きます」

「「なるほど」」


 解説しながら2つの『銅の鉱石』を混ぜ合わせて、ちょっと大きな『銅の鉱石』へと変身させる。


「アリシア、先日上級ダンジョンで採掘した中に、欠片クズのような鉱石がいくつかあったわよね」

「はい、採取に失敗してしまい、価値がなくなってしまったものだと思い処分しようと思いましたが、あの時は持ち帰るように仰られましたね。それも、この為なのですね」

「そういう事。欠片でも、元々のところに混ぜ合わせれば、ほぼ元の体積になるわ。早速出してくれる?」

「はいっ」


 アリシアからバラバラに砕け散ったミスリル鉱石を受け取る。ミスリル製のレシピなら、私の鍛治スキルでも成長が見込めるはず。せっかくだからやってみましょうか。


 大小様々なミスリル鉱石を、ぽちゃぽちゃと錬金釜に放り込む。

 『魔力水』を熱しながら、ヘラを使わず魔力操作でかき混ぜつつ、内部のミスリル鉱石を一纏めに結合させていく。本来であればいくつか小分けにして使いやすくするべきなんだろうけど、どうせなら面白くしたい。

 そうして思いつきのままに合成した結果、50キロくらいの塊となったミスリル鉱石が出来上がった。


「うん、なんちゃって人工ミスリル塊の出来上がりね」


********

名前:なんちゃって人工ミスリル塊

説明:数え切れないほどに散らばった無数のミスリル鉱石の欠片を繋ぎ合わせ、ミスリルの塊へと昇華させた人工鉱石群。自然には出来上がらない歪な形状をしているが、見るものを魅了する不思議な物質である。

製作者:シラユキ

********


「……」


 適当に名付けたらそのまんまの名前で表示されちゃったわ。

 ……まあいっか。意味自体は何も間違ってないんだし……。


「これが先程まで欠片クズだった物ですか……。あの廃鉱山で見た物と比べても、遜色ありませんね」

「とても綺麗ね……。辺境領主の玄関ホールに飾られていてもおかしくないわ……」

「なんで辺境?」


 と聞き返すが、フェリス先輩はうっとりとしたまま反応が無かった。代わりにアリシアが答えてくれる。


「辺境に対応している地ほど、珍しい光り物が集まりやすいからですね」

「ほーん。まあでも、高位の鑑定アイテムなら分かるでしょうけど、結局コレは天然物ではなく人工物だから、どちらかというと工芸品の類いだと思うわ」

「工芸品ですか、なるほど……。ですが素材としての価値は失われていないのですよね?」

「そりゃ勿論。ただ、ここまで大きいと私以外には扱いにくいでしょうから、一般の鍛治師が使う時は叩き割るしかないわね」

「叩き割るだなんて、そんなの勿体無いわ! ……あっ、ごめんなさい。大きな声出しちゃって」


 はしたないと思ったのか、顔を真っ赤に染めてしまう先輩がカワイイ。


「そんなに気に入って下さったのでしたら、差し上げましょうか?」

「それは駄目。シラユキちゃん達がとってきた物なんだから、価値を付けなきゃいけないわ。でも、そうね……。本当にシラユキちゃんが不要だって言うのなら、私が買い取るわ」

「えー、でも」

「そうですね。お嬢様は気に入った相手には何でもかんでも差し上げようとしてしまいますが、やり過ぎは善良な心根の持ち主であればあるほど、その行為はかえって心苦しいものです。魔法書の時もそうでしたが、対価を頂かなければいけませんね」

「むぅ……」


 私としてはプレゼントとして手渡ししたいところではあるけど、いつも味方のアリシアでさえそう言うのであれば、ここは私が折れるべきなのよね……? まあ確かに、誕生日プレゼントとかでもなく、何かの記念日とかでもなく、色んなアイテムを作ってはプレゼントしてを繰り返してきたけど、限度はある、か。

 私もファンの子達からプレゼントという名の貢物を受けていた事はあったけど、それがいくら欲しい物でも毎回毎回送られてきた時は辟易したり自分の力で取りたかったと悔やんだりしたものね。

 それとはちょっと違うかもだけど、あげすぎには注意しよう……。


「ですがあまりに高額ですとお嬢様が納得しないでしょうし、後日ミスリルの欠片クズの相場を確認して、それに応じた額を請求するという事で如何でしょう」

「私は構わないわ」

「それなら、まあ……」


 私は、ここで1つの思い違いをしていた。

 アリシアもフェリス先輩も納得しているようだったが、この時すでに2人は、ミスリルの欠片クズの相場を把握していたのだ。しかもその額は、欠片クズであってもミスリル鉱石はその煌めきから宝石としての価値を持っているため、とんでもない価格であることも。


 そんな事を知る由もない私は、渋々と了承するのだった。



◇◇◇◇◇◇◇◇



 フェリス先輩には持て余していた『銅の鉱石』を目の前で裁断し、それをくっつける作業をさせる事にした。そんな都合よく欠片クズなんて持っていないしね。銅の鉱石なんていう格安鉱石なんかは特に。

 でも元の形状を見ている分、結合に必要なイメージも楽になった事だろう。うん、カケラ屑から始めるより、目の前で壊した方が覚えやすいかもしれない。


 失敗したところでたかが『銅の鉱石』だ。失敗して失われたところで痛くも痒くもない。まあ、フェリス先輩はそれも払うつもりのようだけど。

 ……うんまあ、一度折れた以上金銭は好きにさせようと思う。


 そうして私は、昨日出来なかったこととしてまずは天井を作成することにした。さすがに真っ平な豆腐ハウスを作るのは、シラユキちゃんのセンスが許さなかった。けれど丸みを帯びたものは設備の関係上難しかったので、いつぞや伐採した丸太を使って、三角屋根を作ることにした。

 隙間には、錬金術でささっと作った特殊粘土を敷き詰める。外側に関しては、また後日脚色することにしようかな。

 木々のいい香りがするわ。


 続けて、昨日作った『空間拡張フィールドV3』を設置し、縦方向の空間を歪める。

 これでこの空間は、外から見れば高さ3、4メートルほどだが内部ではそれ以上の空間へと変貌したはず。実際の高さは測ってみないとわからないが、先ほどまで見えていた天井は空間の歪みによってぼやけて見えている。

 とりあえず全力ジャンプしてみよっかな?


「ってい!」


 空気の壁を突き抜け、高速で飛び上がる。

 ジャンプしてから思ったけど、空気清浄機能を搭載しておいたおかげで、拡張した空間に空気がないーなんて、悲惨な状態は避けられたわね。

 呼吸するのも問題ないし、錬金術で失敗して爆発事故を起こしたとしても、この機能が働けば損害は抑えられるだろう。


「……」


 はて。

 流れゆく景色で飛距離を測ろうにも、見えるのは拡張され続けた同じ壁だし、代わり映えがまるでしないわ。上を見てもまだまだ続いているように見えるし、下を覗けばとっても小さくなったアリシア達がこちらを見上げている。

 うん、もう降りましょうか。


 風魔法を駆使して逆ブースト。勢いを殺して今度は落下をする。

 高所恐怖症だったら失神してたかもしれないわね。

 勢いのついた状態で落下したら危ないので、風魔法で調整しながらゆっくりと降りて行く。

 地面にふわりと着地すると、アリシアが駆け寄り抱きしめてくれた。


「ご無事ですかお嬢様!?」

「うん、へーき。ちゃんと上には限界の見えない空間が広がっていたわ。これで何を作っても安心ね」

「もう、お嬢様は……。まずは説明をお願いします」

「説明?」

「はい」


 何のだろう?

 そう思っているとアリシアはため息1つ吐き、壁に立て掛けてある『空間拡張フィールドV3』を指差した。


「……あれ? もしかして、何も伝えてなかったっけ?」

「何一つ聞いておりません」

「あ、ごめん……」


 何も聞いていなければ確かに不安にも思うか。

 いきなり私が変なものを置いたかと思えば、天井が歪むし、私は全力ジャンプするし、中々降りてこないしで。

 うん、そういえば昨日はカメラで夢中になって他の話題は流れていったわね。


「これは簡単に言えばマジックバッグの部屋版ね。置いて調整すれば部屋の大きさをある程度拡張出来るの。今回設置したのは高さを調整するタイプだから、ひたすら縦長になったわ。勿論、外から見る景色は一緒よ」

「またとんでもないものを……」

「す、凄いわ!」


 アリシアが呆れたように溜息をつき、先輩は壁に設置した魔道具を楽しげに観察している。


「素材もレアだし作るのは大変だしで、量産する気は起きないわ」

「それは良かったです。こんな奇想天外な物が出回ったら、世界がどうなるかわかりません」

「大袈裟ねぇ。マジックバッグやマジックテントみたいなものよ」

「確かにそうかもしれませんが……。ですが駄目です、これに関しては安易に広めたりはしない方がよろしいかと」

「元よりそのつもりだったけど、アリシアがそういうなら注意するね」

「はい」


 そう言ってアリシアは力強く抱きしめてくれた。

 本当に心配かけちゃったみたいね。


「それと、外ではあの様に高く飛び上がるのも控えてくださいね」

「うん。……あ、もしかして下着見えた?」


 アリシアは思い出したのか、みるみる顔を赤らめた。


「……はい」

「ふぅん? カメラで撮ったりした?」

「そのような余裕は……あ、いえ、撮ってません。本当ですよ!」

「ふーん? へー?」

「うううっ……」


 慌てるアリシアがカワイくて、ついつい弄っちゃう。


「ま、良いわ。そういうわけだから、どれだけ巨大なアイテムを作ろうとも、爆発事故を起こしても問題はないという訳ね。というわけでアリシア、窓ガラスは買って来てくれた?」

「はい」

「じゃ、そこの木枠の窓を取り外して、好きな大きさにカットしてはめ替えてもらえる? アリシアの魔力でも内側からならグニグニ出来るはずよ」

「本当ですか? では、試してみますね」


 アトリエの壁は私の魔力で完全防壁をしているが、内側からの形状変化に対してのみ、ちょっと柔らかめに設定してある。それでも並大抵のスキルでは操作するのは困難かもしれないが、アリシアクラスなら問題ないだろう。


「……気を使いますが、少しずつならなんとかなりそうですね」

「流石アリシアね。この作業は貴女にしか任せられないわ」

「はい!」


 私の役に立てることが本当に嬉しいみたいね。わかりやすく耳がぴこぴこしてるわ。

 今すぐ弄り倒したくなる衝動に駆られるけど、ここは我慢ね。


 さーて、残りのアイテム作っちゃうわよー!

 まずは……コイツね!


********

名前:マジックバッグ(超特大)

説明:既存の特大サイズを遥かに超える、超特大容量のマジックバッグ。袋の内部は伝説の魔獣ピシャーチャの胃袋で作られており、刻印された空間拡張機能と完璧に調和している。その結果無限大の内包量の物が出来上がった。そしてバッグの外部は黒竜の鱗でコーティングされており、その絶大な防御力により破壊は不可能だろう。また、このアイテムは人類では作成不可能。

製作者:シラユキ

********


 ……ちょっと。最後の一文は何よ。

 矛盾してるんだけど!?


********

名前:スコアボードV4(全)

説明:全属性対応のスコアボード。中心部のコアの周辺には、常にダメージバリアが展開されており、360度に対応している。衝撃に応じた正確なダメージを表示する。障壁は、削られた瞬間攻撃魔法の魔力を吸収するため、半永久的に稼働をし続ける。

表示限界:80,000

耐久限界:120,000

製作者:シラユキ

********


 うん、こっちはまあ納得の出来栄え。

 さっきのアレはこれらを大量に詰め込むために作ったんだけど、うーん……。まあ良いわ、とにかくこれを大量生産しましょ! そうしましょ!


『マスター、システムにすら人類扱いされてないのね』

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