第056話 『その日、ピシャーチャのお披露目をした』
一足先に森を抜けると、武装したドワーフ達と鉢合わせをした。どうやら森を道へと開拓する音が、地響きのように街まで届いていたらしく、何事かと様子を見に来たらしい。
まあ、テラーコングの騒ぎの直後で、ピシャーチャの咆哮もあったのなら、ピリピリしちゃうのも仕方ないわね。集まった中にはギルドに居たドワーフが混ざっていたので、簡単に事情を説明することに。
「するってえと、嬢ちゃん達は廃鉱から出てきたのか?」
「ええ。邪魔だったから森にはどいてもらったの。煩くしてごめんなさいね。それで、メルクに報告がしたいんだけど、今どこにいるかしら」
「メルクの旦那ならギルドにいるぜ。嬢ちゃん達は戻らねえし、伝説の怪物が産声を上げたってんで、街中がパニックさ!」
「そう。なら貴方達は森の方は問題なかったと他の人達に伝えてくれる? 私はメルクのところに向かうから、あとで来てくれると嬉しいわ」
「合点だ!」
ドワーフ達は散り散りに走り去っていく。彼らを見送っていると、素材を粗方集め終えたアリシア達が追いついてきた。
「お待たせしました、お嬢様」
「集め終わったよ!」
「皆ご苦労様。それじゃあこれから、マジックバッグを報告用の物に切り替えるわ。アリシア、テントを設置してくれる?」
「畏まりました」
街の郊外でマジックテントを設置する。勿論結界石込みでだ。これは魔物用というより知らない人を入れないようにするための処置だ。結界石は設定をした人以外、魔物も人間も全て弾く力がある。私のテントは特別仕様だし、中を見られるわけにはいかない。あと、土足で侵入されたらたまったものじゃないからね。
4人でコンテナに不要な素材類を放り込む。そして提出用の討伐証、鉱石類、最後にマジックバッグ(大)を取り出した。
「さてと、こんな泥だらけで人に会いに行くのもあれだし、お風呂入りましょうか」
「お風呂なの!」
「いいのかしら、ゆっくりしちゃって」
「お嬢様、『浄化』でよいのではないでしょうか」
「気分の問題よ。さあ、入りましょ!」
「ふふ、それなら仕方ありませんね」
そう言ったアリシアの顔は、仕方なさそうにはまるで見えなかったわね。
◇◇◇◇◇◇◇◇
街中を歩くと、初日に来た時とは違う慌ただしさを感じた。人の行き来が激しいが、どこか焦燥に駆られている。
先ほどのドワーフも言っていたけど、やっぱりあいつの咆哮、この街まで聞こえていたみたいね。
さすがに反響しすぎてデバフまで引き起こすことはなかっただろうけど、それでもこの地には昔から伝承があったみたいだし、信じられている出来事なのだろう。
エルフは数百年以上の時を生きるが、ドワーフは長くても200年とかだった気がする。
もしこの地に、エルダードワーフなどの長命種が住んでいるのならば、経験者が居るという事になるのだが……。そこまでは知らないなぁ。
ギルドに入るとすぐにメルクが見つかった。矢継ぎ早に指示を出しているようだ。
「おーい」
声をかけるもこっちを向かない。
「嬢ちゃん達はまだ見つかんねえのか!」
「やはり2日前に鉱山入りしてから、消息不明です!」
「おーい、メルクやーい」
呼びかけ続けるも、全く気付かないわね。
……ん? ギルドの中心に不審な穴が……。木板で塞がれてはいるけど、アレってもしかしなくても、
「まだあの声以降、マンイーターによる被害報告が上がっていませんが、ここのと同様の穴が街中でいくつか発見されました!」
「やはりか! あの声がもし奴の声だとしたら……いくら嬢ちゃんとはいえ勝ち目がねえ! マンイーター共が姿を現さない今がチャンスだ。街を救った恩人を絶対に見つけ出せ!」
「「「はい、ボス!!」」」
聞いちゃいない。恩人扱いされるのはむず痒いけど……そうじゃなくて。来た時同様、あの手で行くか。
『ドカンッ!!』
テーブルの上にアダマンタイト鉱石の塊を置いた。……置いたというより叩きつけたせいで、勢いとその重量によりテーブルが砕け散ってしまったが。
……あとで弁償しましょ。
「勝手に殺さないでくれる? 私はここにいるわ」
「……じょ、嬢ちゃん!? 無事だったのか!!」
ギルドの面々が囲うように押し寄せてくる。いや、私ではなく、アダマンタイト鉱石を囲んでいるわね。こっちを見なさいよ。
「いくつか報告したいことがあるんだけど」
「それは俺もある! だが、もしやこいつは……」
「まずは貴方の……知りたかった物よ、採ってきたわ。あげないけど」
依頼の品と言いそうになったけど、それだと渡さないといけないみたいに聞こえるから言い換えた。プレゼントする気はない。見せびらかすだけだ。
一般公開すれば、あの鉱山は例の部屋以外は好きに入れるようにするつもりだしね。
「おおお!! この蒼い輝きは伝承の……。エスタァ! 鑑定の魔道具持ってこい!!」
「はいはいー、もう持ってきてますよー」
メルクの後ろからひょっこりと顔を出したエスタちゃんが、魔道具を手渡した。虫眼鏡みたいな見た目をしてるけど、これが魔道具ね。
**********
名前:鑑定の魔道具(鉱)
説明:ダンジョンで産出された特化型の魔道具。鉱物や、鉱石を加工した装備品の鑑定が出来る。
**********
オールラウンダーなものではないにしろ、鉱石やそれに類する物ならもれなく鑑定が出来る物ね。ダンジョン産の装備や魔道具は人工物じゃないから鑑定できないけど、鉱山の街なら問題なく真価を発揮できるタイプね。この前、テラーコングを鑑定していた物もあるようだし、何種類か専用の魔道具を持っているのかもしれないわ。
ちなみに、NPC用と言わんばかりに、プレイヤーと同じように全てのアイテム、魔物にフレーバーテキストを出させる魔道具も存在するが、錬金術50以上が必要だ。いつか作って、皆にプレゼントしてあげたいわね。
「おおお!!! ハワード達職人連中連れてこい! 嬢ちゃんがアダマンタイトを持って帰ってきたってよ!」
「了解です、ボス!!」
アダマンタイトの名と現物にざわめきが広がる。喜んでくれるのは良いけど、ドワーフ達、脳筋すぎない? もう彼らの頭からは、ピシャーチャに対する心配事が消え失せてしまったらしい。
エスタちゃんも伝説の鉱石に驚きはしているが、ドワーフ達ほどではない。冷静に、こちらに続きを促してくる。
「それでシラユキさんー。他の報告とは……例の化け物の事でしょうかー?」
エスタちゃんはしっかりしているわね。やっぱりギルドって、ギルドマスターはどこかの分野に突出していて、副ギルド長は色々と仕事が出来る人が務めているのかしら。
濁さず言うと、ギルマスは残念で、サブマスは有能って事ね。……直接聞いてはいないけど、エスタちゃんが副ギルド長で合ってるわよね?
「それもあるわ。そこで確認なんだけど、奴の声は地上まで届いていたの?」
「はいー。恐らくこの場所を含め、どこかに穴が開いているみたいですー。鉱山だけでなく多方面から聞こえてきましたー。2日前の夕方ごろですねー。何度か地震もありましたし、住人はパニックですよー」
夕方に叫び声や地震? それって奴の放った土魔法よね。地中での大規模魔法だし、騒音が出るのも当然か。
「あら、私との戦闘音が地上まで響いてたの? 丸聞こえだなんて恥ずかしいわね」
その言葉に、エスタちゃんだけでなく興奮しきっていたドワーフ達も固まった。なんだ、ちゃんと聞いていたのね。
「はっ? おい嬢ちゃん、まるで化け物と戦ってきたみたいな言い方じゃねえか。もしや嬢ちゃんが奴を起こしたのか?」
「ええ、うちの大事な家族をマンイーターごときが食べようとしたのよ。お返しとして巣に殴り込みに行ったわ」
リリちゃんに……いえ、私の家族に手を出したやつは相手がなんであろうと殴り込みをするわ。
それが貴族だろうが王族だろうが、伝説上の化け物だろうが関係ないわね。
「奴が起きたのは嬢ちゃんの仕業かよ!! そ、それで、2日前からピタリと地震も叫び声も止まったが……まさか」
「死体はマジックバッグに詰めてきたわ。私1人だと疲れるから、解体をギルド総出で手伝ってもらえるかしら?」
「……」
皆、黙ってしまった。
「……いや、さすがに嬢ちゃんでもあの怪物は無理だ。奴はテラーコングの番なんてレベルじゃねえ。今から250年ほど前、国中の戦力を1カ所に集めても追い払うのがやっとだった化け物なんだぞ」
「それは国の戦力が脆弱すぎるわね。私がその内、鍛えなおしてやるわ」
エクストラランクのレベル60が装備を整えて100人集まれば死者もなく倒せるレベルだとは思うけど、それすら高望みなくらいに国が弱いのは、もうなんとなく察しがついている。
回復役がまともに回復が出来ず、攻撃魔法がまともに使えず、そんな状態では装備もままならず前衛も活躍できない。悪の循環が起きているわ。そして魔物にはこちらの都合などまるで関係がない。……このままではこの世界に未来はないわね。
シラユキには安全な世界で幸せに生きてほしいもの。そんな世界、絶対に変えてやるわ。
「いやいや、そういう話じゃなくてだな!」
「メルク、貴方は頭が固すぎますね。お嬢様が倒したというのであればそうなのです。受け入れなさい」
アリシアが我慢できずに口を出した。仕方ないわ。さっさと現物見せて黙らせましょう。
「それで死体を出す場所なんだけど、広い場所はないかしら」
「そうですねー、ギルドの訓練場などいかがでしょうー。高さ15メートル、集団訓練が出来るよう300メートル四方ありますよー」
メルクでは話が進まないと判断したエスタちゃんが割り込んでくる。もうエスタちゃんとお話ししましょ。
「十分ね。じゃあそこに案内してもらえるかしら」
「それが本当の事なら街の一大事なので、領主様もお呼びしても構いませんかー?」
「構わないわ」
「ありがとうございますー!」
『ぽわぽわ』顔のエスタちゃんがカワイイので撫でておく。ここから離れた場所みたいだし、アダマンタイトは一旦回収しておく。
マジックバッグに仕舞った所で、ハワード達がやってきた。
「おう、嬢ちゃん! 無事だったか!」
「当然です。お嬢様を害するものなどいないのですから」
アリシアが胸を張って答えている。まぁちょっと危なかったけどね。
「ハワード、今から馬鹿みたいにデカイ、マンイーターの親玉を解体するわ。職人たち総出で手伝ってもらえる?」
「マジかよ!! 当然手伝うぜ、場所はどこだ?」
「話が早くて助かるわ。場所はギルドの訓練場でね」
「合点! 解体用の道具を持ってくる! お前ら、街の職人、鉱夫、全員連れてこい!」
「「「「合点!!」」」」
来たばかりのドワーフ達が散っていく。走り去るドワーフ達はいつ見てもカワイイなぁ。この可愛さ、何に例えようか……。
短足でドスドス歩くその様は、マンチカンというか、デブネコが必死で走る姿というか、見守りたいカワイらしさがある。
「あなた達は領主様を呼んでくださいー、大至急ですよー」
「「「イエスマム!!」」」
エスタちゃんが指示を出し、まだぶつくさ言っているメルクを叩いていた。
「はいはい、行きますよー」
◇◇◇◇◇◇◇◇
小走りするエスタちゃんを徒歩で追いかける。歩幅が大人と子供くらいに違うのでこれでも同じくらいの速さになってしまう。後ろにはメルクを筆頭に、ギルドにいた冒険者達が、カルガモの親子のように一列に並んでついて来ていた。
「そういえばエスタちゃん、さっきギルドに出来てた穴なんだけど」
「アレですかー。2日前に、シラユキさんが出ていってしばらくしてからマンイーターが飛び出してきたんですよー。幸いにも死人は出ずに済みまして。ギルドマスターや冒険者の袋叩きにあって、なんとか討伐出来ましたけどー」
「そう……。出てきた場所だけど、例の坊ちゃんが魔道具を落とした場所よね?」
「えっ? ……そうですね、確かにその場所で間違いありませんねー」
なるほど。やっぱりあの土の魔力に惹かれてきたのか。となれば、滅んだ理由は確定かな。
そうこう話していると訓練場に着いた。扉を潜ると天井は開けており、地面も硬く均してあった。広さは申し分なし。天井も開いてるから空気の入れ替えも出来るわね。
何せあの大きさだ。ワーム種の体液は臭うし、いくら浄化が出来るからって限界がある。換気のできるスペースは必須だろう。領主を待って敷地内をウロウロしていると、エスタちゃんが小走りでやってきた。
「シラユキさん、まもなく領主様が到着しますー」
「そう、わかったわ。……気が弱い人が例の化け物を見ると、恐怖で動けなくなると思うの。大丈夫かしら」
「へっ、ドワーフに気の弱い奴はいねえぜ。それによ、テラーコングの奴らが街に入ってきた場合、全員で突撃する作戦もあったんだぜ?」
「勇敢なのね」
なら大丈夫か。あとは彼らの自己責任だし。
やはり、その突撃の際に例の魔道具が使われたのだろう。そして混乱した現場に大量のマンイーターが襲い掛かってきて、挟撃により蹂躙されたのね……。
坊ちゃんは自信満々だったし、テラーコングに使って英雄になるとも言っていた。テラーコングがこの街にやってきてアレを使うところまでが、悪意のある奴の筋書きだったのだろう。それが可能な奴となれば……考えられるのは例のあの御方。
アブタクデ伯爵がこの街を徹底的に破壊するために用意したアイテムなのだろう。テラーコングを呼んだ手段がまだ不明だけれど……何となく流れが見えてきたわね。
「お待たせしました」
初老のおじさんがやってきた。この人が領主様だろうか? メルクに目配せすると頷いたので、この人が領主様で間違いないのだろう。
良い感じに声も渋くて、カッコイイおじさまね。後ろにはあの坊ちゃんもいる。
坊ちゃんは私を見るなり、気まずそうに目をそらした。領主様から絞られたのかしら?
「アリシア、坊ちゃんが変な動きを見せたら捕らえて。ケガをさせちゃだめよ」
「畏まりました」
アリシアに耳打ちをし、職業もこっそり『ローグ』へと戻しておく。
念のためだ。念のため。
「初めまして領主様。私はシラユキと申します」
「初めましてシラユキ殿。この度はテラーコングだけでなく、マンイーターも倒してくださったとか。先日は息子が失礼をしました。どうしてもテラーコングを倒した人に話が聞きたいんだと言っていた書状も持たず飛び出していきまして……大変ご迷惑をおかけしました」
領主様が頭を下げてきた。確かに、メルクの言う通りまともね。会話になってる時点でまともね!
王都に居る貴族が特殊過ぎるのかしら。
「バートン、お前も頭を下げなさい」
「……」
「バートン!」
息子はこちらを見ようとしない。たぶんまだ、私の事を横取りした卑怯者とか考えているのだろう。
「構いませんわ。私が狩ってきた魔物を見せれば、ご子息様も納得されるかと思いますし」
「うむ……申し訳ない」
「それと、私が狩ってきたのはただのマンイーターではありませんわ。領主様は伝承はご存じ? 数百年に一度現れる大災害のお話を」
「もちろんです。この街で育った子は、皆その化け物の話を聞いて育つのです。言う事を聞かないと化け物に食われるぞとね」
「そうなのですね、では今日からそのおとぎ話は別のお話に変えるしかありませんね。もう食われる心配はありませんもの」
「……なんですと?」
領主様はどういう風にここに呼ばれてきたのかしら? もしかしたらマンイーターを数匹倒したとか、そういう風に聞かされてる? まあいいわ。
アリシアを手招きし、マジックバッグ(大)を預かる。
「皆さん端っこに寄っていてくださいね。かなり大きいので、潰されてしまうかもしれませんわ」
皆半信半疑であったが、私の仲間たちが率先して端へと逃げたため、それに倣ってくれた。
リリちゃんとママの母娘のところにノーム達が集まっている。ノームはリリちゃんより小さいから、2人が頭1つ分高い。
何あのカワイイ集団。飛び込みたい。
さて、訓練場の真ん中に来たけど、中に入ったピシャーチャを掴んで引きずり出すのは一苦労ね。
というかどんなにステータスが高くても無理でしょ。あいつデカすぎるんだもの。ピシャーチャ以外に余計な物は入っていないし、このままひっくり返しちゃいましょ。
私は大きく飛び上がり風魔法で落ちないようホバリングを行う。私の行動に歓声が上がるけど、それもすぐ悲鳴に変わりそうね……。
歓声に対して手を振りたいところだけれど、補助器具もなしに空を飛び続けるのは困難だ。すぐさまマジックバッグをひっくり返した。
『ズズズーーン!!』
そこまで高所から取り出したわけでもなかったのだが、それでもその重量が落ちてきたことで地響きが鳴る。
砂煙も上がっていて見えなくなってしまったため、風魔法で取っ払った。
砂塵の奥に見えるその巨大な影に、観客たちはどよめきを大きくする。そして次第に露わになっていくピシャーチャの風貌に、多方面から小さな悲鳴が上がった。
私の仲間たちは、一度ビビりまくってから日が経ったせいか、落ち着いているわね。しかし、初見の冒険者達はパニックとまではいかないまでも、ほとんどが恐怖で腰を抜かし、わなわなと震えていた。
ノーム達はリリちゃんとママ達が宥めている光景が、またほっこりとする。
アリシアは私の言葉通り領主の坊ちゃんを見張ってくれているが、彼は大丈夫だろう。腰を抜かしてるし、たぶんあれ漏れてない? 遠距離だけど『浄化』してあげよう。
「これが伝説の怪物ピシャーチャよ! 奴はこの通り死んだわ、安心なさい!」
胸を張って宣言するも、先ほどの歓声などなく、静まり返った場に風の音がむなしく響いただけだった。
『皆ドン引きしてない? 大丈夫?』
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