異世界ファンタジーも書きたい今日この頃です

僕はSF作品を中心に書いていますが、異世界ファンタジー作品を自分でも書いてみようと思うのです。


しかし、安易にタイトルを増やして結果エタらせる訳にはいきません。


そこで、僕が書いている長編レギュラー作品

心層科学ファンタジーイーハトーヴ5次元少女 ★第【2】部★』

の続きか、又は

『一劫年の蓮姫〜生命40億年のスゴロク ★第【2】部★』の続きの中で異世界ファンタジー要素を入れ込みたいと考えています。


とは言え、一劫年の蓮姫 については当分の展開が決まっているだけでなく、あらたな要素を入れる余地が無い為、5次元少女達の異能バトルが繰り広げられている5次元少女第2部の今後の展開の中で異世界ファンタジー要素を入れていきたいと思うのです。


どうして僕が今無性に異世界ファンタジーを描きたいと思うのかと言うと、2つ理由があるからです。


一つ目の理由は勇者が正義、悪魔が悪という固定概念を打ち破りたいということです。

しかし、このようなコンセプトの作品は意外と沢山ありますので、僕の動機はむしろ二つ目の理由による部分が大きいです。


しかしそれはまだ……禁則事項です。

しかし、まだだれも試したことが無いパラダイムシフトで読者を魅力したいという狙いがあります。

世の中の見えかたに対する大胆な発想の転換から新たに出現するフィールド。

そのようなメタフィクション的なカタルシスはSF好きな書き手である僕が好んで用いる表現方法です。

しかし、そのような表現は読者に頭を使わせ理解力を要求してしまう敷居の高さが難点であり、

僕は作品を書くにあたってその弱点に対して特に気をつけて書いています。

 ですので、一件ジャンルがSF作品とは思えないかもしれません。

しかし、科学の知識など小難しいことに頭を巡らせる必要の無い情緒的なヒューマンストーリーを楽しむ中でもちゃんと、硬派なハードSFのクライマックスで第四の壁がやぶるときのような何ものにも変えがたい感動を実感していただくことができるはずです。

 そして、そこで更に科学的な知識に裏付けされた面白さを読みとくかどうかについては読者それぞれの考え方次第だと僕は思うのです。




 現在僕は『りけじょ!のシュールな冒険 死後の意識編』の追加エピソード マッドサイエンティストの更新に専念している関係で異世界ファンタジーの公開はもう少し先になりそうです。


 メタ構造をとったファンタジー異世界作品としては風の谷のナウシカにも、大長編ドラえもんにも、手塚治虫の作品にも、

数えてみると条件に該当しそうな作品はたくさん浮かんできます。

そして、最近のものではソードアートオンラインが一番記憶に新しいですが、そのような発想の源点はもとは古く、ルネサンス絵画まで遡れる射影幾何、偶像崇拝の無い文化の影響から空間的な概念に興味やロマンを見出したアラビア幾何学、

マンダラに代表される多神教的宇宙観を採りチベットや日本の一般大衆に広く受け入れられた密教(弥生人によって大陸から日本にもたらされた多神教的要素が無く支配者階級に都合がいいように解釈された密教前の仏教とはまた違います)、日本の神道に繋がる縄文人の土着信仰やそれに類するケルト民族の妖精伝説のような世界各地のシャーマニズム、天円地方の概念を生み出した古代中国の宇宙観、ギリシャ神話を生み出し現在の体系的な学問の基礎を築いた古代ギリシャ哲学、人々の想像力をかき立てる星座を生み出したとされるメソポタミア文明まで、

と本当はどこまでも遡りたいところですが論証の材料が充分に無いので流石にそこまでは言いません。

ですが、少なくともジュール・ヴェルヌ作品に代表される西洋古典SF文学くらいまでは遡れるんじゃないかと僕は思います。

昔も今も人々はその当時の歴史的文化的価値観の変化の流れの中で試行錯誤して生きてきたに過ぎず、コロナウイルスなどのイレギュラーによって社会の仕組みが簡単に基盤ごと翻弄されてしまう経済システムの危うさに対して、

パレート最適化やナッシュ均衡などいろいろな分析はせよ解決策を見出だすことが出来て来なかった先人の方々が現代人と比べて必ずしも偉かったなんて僕は一概にそうは思いませんが、

失敗談からでも成功談からでも、どんなことでも古典からも学びヒントを得る意義はまあそれなりにあると僕は思うんです。


※僕は僕自身が隠れた名作と感じた作品

(該当作品の知名度だけが埋もれているわけではなく、その作者の掲載作品全ての知名度が埋もれいる中で僕が個人的に好きになった作品)

をみつけた際、

僕から他薦の許可をとらせていただくことがあるかもしれません。

その際はどうぞよろしくお願いします。





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